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自らの幸せを探して
李白は様々な経験をして、玄宗皇帝に召され、長安にのぼりました。
そのままいけば、このチャンスを生かして大官のポストを得て、一生安泰な生活が待っていたことでしょう。
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しかし、李白は政治家には向いていなかったのです。
自由を愛しロマンを夢見るような人ですからね。
結局、3年足らずで長安から排斥されてしまいました。
長安を離れた後は河南省を中心に10年にわたって漫遊を続けました。
洛陽では杜甫とも知り合い親しくなりました。
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李白は理想と現実のギャップに苦しみ、悲哀の中で仙境に遊ぶ日々を過ごしました。
安禄山が反乱を起こした時、廬山に隠れ住んで多くの詩を残しました。
永王が江陵で兵を起こした時、李白を幕僚として召しました。
しかし、永王は敗れ、李白も捕らえられてしまいました。
現実的な成功というものをつかみかけていたにも関わらず、自らの自由とロマンを追い求め、それを捨ててさらなる高みに向かっていった李白。
そこには仙境で過ごすなど、見えない世界のことが絡んでいます。
自らの幸せというものを唯物論以外のところに見出すような人でしたからあれほどのロマンチックな作品を世に残し続けたのでしょう。
皆さまも見えない世界のことに興味があるようでしたら、ぜひ一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。