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李白の旅
25歳の時、李白は旅に出ます。
しかるべき地位を得て、政治に参画したいという思いもあったかもしれませんが、当時は政治の表舞台に立つためには科挙を突破する必要がありました。
それを避けて政治の表舞台に立つため、湖北省を中心に宰相や大臣を目指すという作戦だったのでしょう。
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そして、政治的な見える世界の理由だけにとどまりません。
彼は仙術に興味があり、大道を会得しようと考えていたのです。
山中に隠れ住んで仙人としての評判を高めれば皇帝から気に入られるかもしれませんからね。
28歳になると宰相だった許圉師の孫娘と結婚します。
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そして、泰山の南にある徂徠山の麓に隠れ住んでいました。
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さらに、道士の呉筠と知り合うようになったほか、王侯貴族との交流により次第に名前が知られていくようになりました。
この呉筠は玄宗皇帝に召し抱えられることになり、李白のことを皇帝に推挙します。
そうして、当初目論んだ李白の大出世につながり、長安にのぼることになりました。
李白も仙人になろうとしていたというのは中々知られませんね。
実際に見えない世界の研鑽を重ねて、当初からの政治の世界での活躍を引き寄せた人生は見事なものでした。
長期的に人生をプラスにしていくためには見えない世界からのアプローチが有効です。
興味のある方はぜひ一緒に頑張りましょう。
これからも良い記事を書いていきます。