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今度飲み行こう!で本当に飲むのは10%?ー後輩と14年振りの嬉しい再会ー

ゴールデンウィーク中に、全日本クラブ選手権神奈川県予選があった。

結果を書くと、代表権を獲得した日産追浜に負け。僕が2点落とし。今回の話に試合結果は関係ない。(日産追浜の皆さん改めておめでとうございます!)

試合当日、相模大野駅に集合する。先輩の車で会場に着く。開場を待つ。入場時にコロナの為、体調チェックシートを提出する。その為、行列が出来る。そして、会場に着いてから30分程かかり入場。

観客席に着き、練習の準備をしていると、話しかけられた。

「照井さん、お久しぶりです!わかりますか?」

と言われ、朝一に知らない青年にクイズをふっかけられた。クイズ好きな僕でも朝一はまだ頭がまわっていない。

彼の顔を見て、脳をフル回転させる。

「ん?○○君?いや○○君が俺に挨拶に来るわけない。ここは正直に、分かりません!と言うのが正しいのか。なんとなくごまかしつつ、正解を自分で見つけるのが良いのか。どっちを選ぼ、、、」

「△△です!」

と、僕が0.8秒で考えている間に、青年から答えを言ってくれた。

「おー△△!久し振りだね!全然分からなかったよ!」

彼は大学卓球部の後輩だった。ここからはK君とする。

とは言ったが、K君との思い出は全く無い。

「ごめん、Kと俺は何年違うんだっけ?」と聞いた。

K君は、僕の2学年下。スポーツ推薦ではなく、普通に入学しているので、一般生だ。他スポーツの部活でも同じかと思うが、スポーツ推薦での学生をスポ推と呼び、普通に入学した学生を一般生と呼んでいた。

K君は、僕の同級生で優秀なT君の高校の後輩。(T君は、大学?大学院?を飛び級し、今は筑波大で助教?している。?ばっかで申し訳ない。とにかくすごいと言うこと)

K君は2学年下だが、一浪したので僕の1歳下らしい。(この時初めて知ったか、もしくは思い出した。)

改めてK君のプロフィールを確認し、「どのチームで出ているの?」と聞くと、予選リーグで僕らと対戦するとのこと。

「もし試合したら面白いね」と話し、記念写真を撮ってから、朝の練習に向かった。

その後、試合で対戦するも、僕とK君は当たらず。しかし、K君は丁寧なYGサーブからの攻撃で見事勝利。

試合を見ながら「あぁYGサーブ出していたような気がするなー」と少し記憶が蘇ってくる。試合動画を撮り、大学卓球部のLINEグループ2個に送った。

「懐かしい!」「Kでしょ!」みたいに反応があった。どうやら僕よりK君の記憶が残っているようだ。

対戦後、K君に話しかけると、「LINE交換しましょうよ」ということで、LINEを交換してお別れ。

試合は進み、僕のチームは決勝トーナメントに上がるも、日産追浜に負け。

敗戦後スマホを見ると、K君から「試合どうでしたか?話したいことたくさんあるので、まじで今度飲み行きましょうよ!」とLINEが来ていた。

ここで僕は少し驚き、嬉しかった。

「十数年振りに会った後輩と偶然会い、しかもその日に飲みに誘われた。しかも本当に飲みたがっているだと」

大人になり、「今度飲み行きましょうよ!飯行きましょうよ!卓球しましょうよ!」と言うのは何回もあるが、本当にそれが実現するのは何%くらいだろうか?

僕は、飲みが好きで「せっかくならば行こう!」と思うタイプなので、20%くらいあるイメージなのだが、一般的には10%位ではないだろうか。

ネプリーグのパーセントバルーンで出題してもらいたい。

そんなことを考えながら、K君に「よし行こう!」と希望の日程をLINEし、その日に予定を決めた。

今度行こう!はその日に決めないと90%以上実現しない。

逆を言うと、今度行こう!をその日に決めないのは、相手はあまり行く気がない。もしくは、互いに社交辞令で言っているだけだと思っている。


飲みの日程を決めた数日後、「何か食べたいものありますか?」と質問が来た。

まず「え?店選んでくれるの?」と驚いた。自分で店を予約することはあるが、あまり事前予約してもらった経験がない。

こういう時は、食べたいものを言ってあげた方が相手は選びやすいかもしれないが、先日指定してもらったらなかなか店選びが難航したことがあったので「マジでなんでも食べられるから、なんでも大丈夫よ」と返信。

すると「ここ予約しました」とホルモンのお店のURLが送られて来た。

「おーホルモン好きだわ!じゃあ当日よろしく!」と返信。

僕が好きなホルモンを予約してくれた。そして必要最低限のLINEのやり取り。

「あれ?Kはこんなに気が利く子だったの?」と感心してしまった。


そして当日。ホルモン屋集合。K君はスーツを着る仕事ではないので、ラフな格好。なんだか彼らしい服装だった。

席に着き、まずは飲み物を注文する。メニューを見ると飲み放題2,200円とある。

「なかなか絶妙な値段設定だな」

もちろん僕は飲むので、飲み放題の方が得かもしれない。しかし、まだ月曜の夜なので、酒の飲み過ぎは怖い。そもそもK君が飲むのか全く記憶がない。

K君に「お酒は飲む方?」と聞くと「普通くらいですね」とのことだったので、「あまり飲まないんだな」と理解し、飲み放題でなく普通に注文することにした。

飲む人は、素直に「はい飲みます。お酒好きです」と答える。それ以外の答えは、飲まない人と思っている。

僕はビールを注文し、K君はサワーを注文した。

「普通じゃなく、やっぱり飲まないじゃねえか!俺が先輩だから少し合わせてくれたのかな、、、」と、予想通りで安心した。

飲み物が届き、K君のプロフィールと互いの社会人になってからの流れを確認しあう。なにせ卒業後14年振りなのだ。

ちなみに、ホルモン屋を選んだ理由は、僕が深田君とのトーク動画でホルモンを焼いて食べていたからだそうだ。見てくれてありがたい。


久し振りの再会は、健全に一次会のみで終わり「今度は卓球しましょう!」で駅で別れた。

帰り際だったので、その場で卓球の日程は決めていないし、あれから連絡を取っていない。

このままだとK君と卓球をやる確率は10%、つまりほぼないだろう。

K君と卓球する日は来るのだろうか?僕自身でもわからない。

でも、久し振りの再会はとても嬉しく楽しかった。



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