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初めて一人で映画を観に行ったはなしーシン・エヴァンゲリオン劇場版:||ー

初めて一人で映画を観に行った。

そもそも僕は、映画を観に行かない。前回映画館で観たのは何だっただろうか。シン・ゴジラだったか。

今回観に行ったのは、シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| である。

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ちなみに、僕はエヴァファンではない。

YouTubeでアニメと新劇場版:序とQ。映画館で新劇場版:破 を観たことがある。旧劇場版は見たこと無い。こんな感じだ。


ファンでない僕が、なぜ普段行かない映画館でエヴァを観に行ったのか。

単純に興味があったのと、「エヴァンゲリオンという誰もが知っている国民的アニメ。1995年の放送開始から26年。同じ時代を生きてきて、やっと終わるというこのアニメを映画館で観にいかなくてよいのか!」と思い、初のひとり映画をすることになった。

早速、ネットでチケットを取ろうとすると、「え、映画って、今1,900円なの?サウナの方がコスパ良いな」と思いつつ、「ん?何個のスクリーンでやってんだよ」と驚いた。

一つの映画館で7個のスクリーンがエヴァだった。

その中で、一番上に表示されているのは、IMAX。二番目がMX4D。三番目以降は、ノーマル仕様だ。

「どう違うの?」と調べると、IMAXは、映像や音すべてが、従来よりもグレードアップしているらしい。MX4Dは、字の通り4D体験できるらしい。振動や風、香り等がシーンに合わせて出るとのこと。

さらに調べると、IMAXは+500円、つまり2,400円。MX4Dは+1,200円、つまり3,100円。

「高い、スーパー銭湯での岩盤浴セットが、スカイスパとラクーアになるじゃねえか」と思い、悩む。居酒屋だと、500円も1,200円も全く気にならないのだが、映画や本になるとケチになるのはなぜなのだろうか?

結局、「せっかく映画館で観るのだからより良い体験にしたい」ということで、IMAXのチケットを2,400円で予約した。

ちなみに、予約状況を見ると、IMAX、MX4D、ノーマルという順番で埋まっていた。

松竹梅の価格設定、サイトの並び順といい、「人間の心理を上手く利用しているな」と感心した。まんまと僕もそれにハマっているのだが。


開始20分前くらいに映画館に到着。平日というのに、思っていたより混んでいて、全体的に若い人が多い。

チケットを発券した後、冒頭のポスターを撮りたいので探す。あれは、映画館の入口にあり、カップルが写真を撮っていた。

後ろに並ぶのも恥ずかしいので、なんとなくウロウロしていると、終わり次第、スッと男性ペアが写真を撮り始めた。

「一人で映画館に来て、ポスター写真を撮ることすら恥ずかしがっているなんて、なんて情けないんだ」と少し悲しくなりつつ、いい具合の距離感をキープ。

男性ペアが終わると同時に、スッと前に立ち、サッと写真に収めた。

ちなみに、スマホは、iPhone6Sを5年位使っている。古いので写真起動がうまくいかない時が、50%の確率である。

ポスターの前でアタフタするのは、さらに恥ずかしいので、いい具合の距離感をキープしている際も、写真は起動済みにしていた。


10分前くらいに、スタッフに検温されれから、スクリーンに入る。スクリーン内では、「チケット提示お願いします。入場特典です。」と案内している列に並ぶ。

「全員に言うの大変そうだな。別に聞こえているんだから、全員に言わなくても大丈夫じゃないかな」と思いつつ、アスカが描かれたB6二つ折りサイズのチラシをもらった。

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裏面を見ると、ネタバレ注意と書かれていた。

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ちなみに、座席を一つ空けはしていなかった。僕の席は、中央部分は埋まっていた為、左側部分の右側が通路の席である。

左右前後誰もいないので、体勢は自由自在だ。

まわりをざっと見ると、観客は男性が8割程。学生からおじさんおばさんまで、年齢層は幅広い。

そして、映画館といえば、ポップコーンとドリンクである。

大きなポップコーンとドリンクをホルダーに入れて、席に着く人を見ながら、「あんなポップコーン一人で食べ切れるの?映画より、ポップコーン食うのに神経使うんじゃない?そもそも何キロカロリーだよ。あれだけで太っちゃうわ。」

今調べると、Mサイズ塩味が約466kcal。キャラメル味が約703kcalとのこと。塩味は、ボリュームの割にそうでもなかった。


映画の前には、他の映画予告が流れる。今まで、「映画館で観る他の映画予告、どれも観たくなりがち」という、あるあるに共感していたのがが、今回はどれひとつ観たいと思わなかった。

しかし、NO MORE 映画泥棒 が流れると「そう、これこれ!いつ見ても、これから映画が始まるというワクワク感を演出してくれるんだよなー」と、仕事をきっちりこなしたカメラ男に感謝した。

そして、映画が始まる。


ネタバレになるので、内容は書かない。

そもそもエヴァをしっかりと理解していないので、相変わらず見ていてわからないことも多々あった。

今までと同様で、「音楽カッコいい、キャラがカッコいい、可愛い、でもあご少し尖ってるよな」こんな感じだ。

上映期間が終わり、早く中田あっちゃんの解説動画が見たい。


エンドロールでは、誰一人立つこともなかった。

「熱いエヴァファンとかいたら、最後拍手したりするのかな。そうしたら、皆でスタンディングオベーションするのかな」と少しそわそわしていたが、そんなことは全くなく、皆静かに退場していった。

僕は、手ぶらで来ていたので、アスカを優しくそっと指でつまみ、退場の列に加わった。

家に帰宅するまで、宇多田ヒカルを聞きながら、ずっとアスカをやさしく摘まんでいた。シワにならないように、そっと優しくだ。


人とすれ違う時は、裏面を向けていた。絶対に無いのだが、「あの人、一人でアスカ摘まんでいる」と思われるのが嫌だったのだ。

マンションでも、「こんばんはー」と住人に挨拶しながら、アスカを見せないように注意した。

そして帰宅して、そっと優しく封を開けて、アスカの中身を見たのだった。


上映時間155分。ボリューム満点。コスパ悪くないです。是非、映画館に行き、僕に解説して下さい。宜しくお願いします。


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