サウナでととのうではなく、ぶっ飛ぶという感覚ｰスパ ラクーア編ｰ
とある日、サウナーからLINEが来た。「今度ラクーア行きます」
すぐにラクーアと調べ、「ここサウナなの？お洒落過ぎない？」と返すと「サウナシュランです」とのこと。「行きます」と即返信した。
サウナーとは、僕を最初にサウナに誘った、前職の後輩だ。
今回一緒に行くのは、僕と、サウナー、そしてスカイスパYOKOHAMAで初アウフグースを共に体験した前職の後輩君。この3名だ。
当日は12時に水道橋駅集合。時間ぴったりに着くよう、1時間半前に家を出た。移動中に「今日の宿題です」と鬼越トマホークの動画がサウナーから送られてきた。
「これむずいんだよな」と返信し、約30分の宿題動画を見ながら移動。
その日一度だけ、鬼越トマホークの喧嘩からのくだりをやったが、予想通り上手く出来なかった。
11時40分頃、LINEが来る。なんと後輩君が寝坊をしたそうだ。サウナーがアイスピックで軽く刺す位のコメントを返信し、僕はそのやりとりを見ていた。
ちなみに、年次でいうと、僕、後輩君、サウナーの順で1年ずつ違う。
結局、僕とサウナー2人でラクーアに向かった。小雨の降る東京ドーム付近は人が全然いない。「ラクーアも人が少なければいいな」と思いながら到着。
「さてどうするか」と。後輩君からは「先に入っていて下さい」と言われたが、せっかく3人で来たのだからと、とりあえすラクーアリビングで、サウナーとおしゃべりして待つことにした。
まず、最近のサ活を互いに話す。どうやら、僕はラクーアで9個目のサウナになるらしい。最近はサウナイキタイにも登録し、よりサウナが楽しみになっている。
サウナーは最近、カレーをスパイスから作ったらしいが、めちゃくちゃまずかったらしい。「カレーでまずいなんてありえないでしょ！」と思わず突っ込んだ。彼的には、トマト缶を入れ過ぎて味が薄くなったのが原因だと思っているらしく、今度再チャレンジしてみるそうだ。
いいじゃないか。バットは振らないと当たらない。
僕も負けじと最近の料理トークをした。30代独身の料理トークバトル。
トークをしていると、お風呂から上がり、館内着で休みに来る人がちらほら。
とある男性は窓際のテーブルに座り、パソコンを打ち始めた。
次はカップルが来た。「サウナに入って、カップルでリラックスするなんて最高じゃねぇか」と軽い嫉妬心が芽生えた。
次もカップルだ。手をつないで歩いている。「おいおい館内でも手をつなぐ必要あるのかい」と僕の嫉妬心はさらに成長した。
次に女性が来た。目で追うとなんと、パソコン男性のところに向かうではないか。「結局お前もカップルなんかい！」と僕の嫉妬心は一気に爆発してしまった。
そんなこんなで、トークをしながら、後輩君を待つ。そして13時半、後輩君到着。大遅刻だ。「おいおいおいー」と出迎え、早速ロッカーに向かった。
着替えながら、サウナーが、「さっき買ったポカリ持って行きます？」と聞かれた。「俺はいいや」と答えると「勝手なことすると、また書かれちゃうんでね」とチクリと一言。（詳しくは、スカイスパYOKOHAMA編を見て欲しい）
そして、3人でお風呂場へ。なかは綺麗で広い！まず身体を洗うのだが、僕は洗うのが速いので、いつも先にお風呂へ向かう。
内風呂から、露天風呂へ。最初のサウナは一緒に入りたいので、一人風呂は心細い。お風呂で温まりつつ、2人が来ないかと常に探している。無事に合流し、身体が十分に温まったところで「さて行きますか」とサウナへ向かう。
ラクーアには4種類ものサウナがあり、温度が高いところから入ることにした。
1セット目は、高温サウナ オールドログ。室温計は98度。しかもカラカラだ。「うぅ一発目からこれはキツイ」「そもそも98度のカラカラはキツイ」ということで、なんとか8分入り水風呂へ。
水風呂は2種類。深い方の水風呂に入ると「冷たい！」水温14度だった。きっちり身体が冷え、休憩へ。
室内のベンチにて休憩。休憩をしていると心臓がバクバクしてきた。「あぁこれは北欧と一緒だ」「15度以下の水風呂入ると、心臓がバクバクするから、次からは短めに入ろう」と北欧での体験を思い出した。
2セット目は、中高温サウナ ヴェレ。入るとものすごく広い。30人以上は入れるのではないか。左側上段に座り、中央のテレビを見ると、松平健が大勢のダンサーを引き連れ、マツケンサンバを歌っていた。「え？今、マツケンサンバやってるの」「あ、でも右上にLIVEと書いてある。」
2020年にマツケンサンバ、コロナなのに大勢のダンサー。意味が分からなかった。
思わずサウナーに、「これテレビ東京かな？マツケンサンバなんてテレ東でしかやらないよな」「LIVEってなってるけど、再放送かな？」「コロナなのに人めちゃくちゃいるじゃん」とこっそり聞いてしまった。
結果的には、テレ東でも再放送でもなく、TBSの音楽の日だった。
その後、AKBがヘビーローテーションを歌った。メンバーが全然わからなかった。柏木由紀、峯岸みなみが映るとなんだか嬉しかった。
僕は、静かなサウナも良いが、このようにテレビを見ながらリラックスできるサウナも大好きである。
テレビではなくサウナに戻ろう。サウナの室温は80度。先程、高温カラカラサウナだったので、入りやすくて気持ち良い。温度の割には、汗が出やすかった。気持ち良くて汗が出やすいサウナは最高だ。
途中オートロウリュ発生。結構な水量。「こんな広いから、大したことないでしょ」と思っていたら、しっかりと熱がドワァーっと伝わってきた。「あぁ気持ち良いー」さらに汗が出てくる。結局10分入って、水風呂へ。
水風呂は1分位にして、休憩へ。
露天風呂付近のチェアで休憩した。心臓バクバクも少なくなり、気持ち良く休憩できた。
ちなみに、ラクーアの客層は、若い人が多い。おじさんは少なく、20代が最も多いように感じた。僕らみたいにグループも多いので、その分少し騒がしい部分はある。
スポーツも何でも一緒だが、流行ると、にわかや初心者が増える。快く迎えるファンもいれば、「たく、にわかが！」と快く思わないファンもいる。
しかし、ライト層を増やしていかないと、何事も成長、発展していかないのだ。僕はサウナ初級者となり、どっちの気持ちも少しわかるようになってきたので、快く迎えるサウナーになりたいと思っている。
3セット目は、中高温サウナ ヴィルデンシュタイン。「さっきから、このサウナ名はなんなんだろう。ビルケンシュトックとリヒテンシュタインを合わせたみたいな名前だし、ドイツ語とかかかな？」と思い入る。室内はなかなか広く、サウナストーンが大量に積み重ねられていた。
通常では、アウフグースがあるらしいのだが、現在は休止中。「あぁまたアウフグース受けてみたい､､､」
室温は78度。湿度は、2セット目のヴェレの方があったように感じある。11分入りしっかり汗を出し、水風呂、休憩へ。
休憩は、リクライニングチェア。ここでもゆっくり休憩できた。僕の傾向として、3セット目位から本当にリラックス出来てくる感覚がある。そして、身体の感覚も敏感になってくるのだ。
休憩後は毎回冷水器で水を飲むのだが、3セット目後はトイレにも行った。裸のまま小便器でするおしっこは、なんだか少し恥ずかしい。リラックスしつつ敏感になった裸。身体は少し冷えている。その体内から温かいおしっこが尿道を通って外へ排出される。
この尿道を通る瞬間、ゾワッと鳥肌が立ち、ものすごく気持ちが良い。「あれ？これおしっこだよな。俺イってないよな？」と一瞬勘違いするくらい気持ちが良かった。
サウナ、水風呂、休憩、おしっこ。このセットは最強だ。皆さんも、身体がリラックス+敏感になってきたと思ったら、試してもらいたい。健康的に、ととのうから、一瞬ぶっ飛ぶことが出来る。
4セット目は、フィンランドサウナ コメア。少し階段を上がる設計になっており、4・5人くらいまでだろうか。室温は76度。通常はセルフロウリュが出来るらしいが、残念ながら休止中。「ここでロウリュしたら、ものすごく気持ち良いだろなー」と容易に想像が出来るようなサウナだった。
室温が低かった為、13分入った。ちなみに12分計は無いが、10分砂時計がある。
水風呂後は、外気浴スペースでチェアで休憩。
その頃には雨も上がり、東京ドームシティのジェットコースターも動いていた。休憩していると、たまにジェットコースターから「キャー！」と悲鳴が聞こえる。
これは館内からの写真。すぐ横にジェットコースターが走っている↓
目を瞑って休憩しているのだが、思わず目を開けてしまう。最初はなんとも思わなかったが、3回目の「キャー！」を聞き、なんだかその悲鳴が気になるようになっていた。
気になるというか、求めている、いや少し興奮を覚えているように感じた。「悲鳴を聞いて興奮するなんて、やべぇな」と自分で思いつつ、「おしっこの次は悲鳴か」「身体がリラックス＋敏感になると、初めての感覚の出会いが多いな」と考え、次のジェットコースターを待った。
しかし、なかなか来なかった為、5セット目に向かった。もちろんおしっこでぶっ飛んでからだ。
5セット目は、一番気に入ったサウナに入るおかわり方式だ。僕はおかわり方式と書いたが、サウナーは「ひつまぶし方式すね、ワハハ」とサッと言った後に誘い笑いをしてきた。もちろん僕も後輩君も、誘い笑いに乗ってしまい「ガハハ」と笑った。（誘い笑いってずるいよな）
最後の5セット目は、中高温サウナ ヴェレ。テレビは、音楽の日のままで、家入レオが歌っていた。その次に、flumpoolが「君に届け」を歌った。サウナ後に、三浦春馬が亡くなったことを知ったので、全くなにも思わず聞いていた。
「flumpoolって少し前まですごい人気だったのに、今は、髭男とKing Gnuだもんな」「SEKAI NO OWARIも最近聞かないし」と流行りというのは恐ろしい。その後は、郷ひろみが出てきた。「まさにテレビの音楽番組て感じだな」と、普段YouTubeばかり見ているので思った。
12分入ったが、残念ながらオートロウリュは発生せず。
水風呂後は、外気浴に向かう。もちろんジェットコースターを見る為だ。2回「キャー」を聞くことが出来た。1回目は大きな「キャー」だったが、2回目はおとなしい人が多かったのか、小さい「キャー」だった。でもそれで良かったと思っている。
もし、2回目の「キャー」が大きかったら、僕は完全にリラックスから興奮状態に移行してしまっていたはずだ。危なかった､､､
外気浴後は、温泉で再度心を落ち着かせて、スーパーリラックスモードへ突入。
結局、3時間も楽しんでいた。3時間もお風呂に入っていたのは初めてだ。それくらい気持ちが良い、スパ ラクーア最高。
お風呂後は、館内着に着替え休憩スペースへ。入る前よりも、お客さんが増えている。となると、比例してカップルも増えている。完全になくなった嫉妬心がまた芽生えそうだったが、リラックスモードに切り替え、何も感じないようにした。
リラックスラウンジでしばし休憩。寝る時間があったら速攻で寝ていた。フラットに出来るソファーがたくさんあり最高の空間だ。
次は、睡眠時間も考慮して、またぶっ飛びに来たいと思ったスパ ラクーアだった。
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