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デューデリジェンスが終わったら何するの

こんにちは。ユニコンの照井です。

今月、来月で3,4件のクロージングを進めてます。
それぞれ、DDが終わりこれから最終局面です。

DDが終わると何をするのか。

買い手は、DDを担当した方々(会計士や弁護士など)からDDレポートをあげてもらい、報告をもらいます。そこには、会計上時価修正した場合のBSや
正常収益力はどのくらいかの数値面についてや、税務、労務や法務などのリスクなどについても報告されます。

一般的に売却企業が中小企業になり、買収企業が、それよりも大きな上場企業やファンドなどになります。そうすると、中小企業ではあたりまえで税務上では認められることが会計上は認められなかったりします。また管理部門などについても上場企業などよりも脆弱であるため、リスクは必ずは存在します。逆にリスクのない中小企業はないといっても過言ではありません。

さてここで出てきた様々な課題をどこまで許容するのか。また許容したうえで条件をどうするのか。もともと出した基本合意通りいくのか、条件におりこむのかなどの最終の調整がこの時期に行っていきます。

これが最後の関門となってきます。我々仲介会社は、それぞれの考えをくみつつ着地点をみつけていくということになっていきます。我々は、仲介の立場でもあるので、どちらかによるというよりも自身を中間においてそれぞれの立場にたって、お互いにメリットがでるように交渉をまとめていきます。

ここが本当にヒリヒリする場面であり、我々の進めた次第でまとまるものもまとまらないということにもなりかねません。
この場面における一番大事なことは、買い手と売り手、そして我々の信頼関係です。どうしても利害が相反する交渉にもなりますのでそこを乗り越えられるのはお互いの信頼関係であります。

売主様、買主様とそれぞれ数か月(場合によっては1年以上)本件を進めながら信頼関係を構築してきたことがここで最後の試金石としてあらわれてくるのです。

それぞれが、リスペクトしあいながら進めてきたものは、クロージングのときに本当に良い関係で終わることができます。このように今進めているものもクロージングしていきたいと思ってます。


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