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夢を持つことは「良いこと」なのか

今、叶えたい夢はありますか?

夢や目標を持つことは人生を充実させるためには重要な要素となると思われることでしょう。
夢や目標を定めて走ることで、ゴールが明確に設定できます。そのため、無駄な遠回りをするリスクを減らすことができます。言い換えると、最短距離で走り抜けることができます。

この点については否定するつもりはありませんが、夢を持つことでデメリットもあるんだなぁと、とある本を読んでいて気づきを得たので共有しようと思います(この時点でわかる人にはわかるかも)。

情報が溢れかえっている今の時代には、本当にめちゃくちゃたくさんの情報が無意識にインプットされます。
特にマーケティングや広告が上手な人も数多く、輝かしい実績を掲げて活動している人を何人も目にしてきたことでしょう(特に、ネット上で)。

多くの人は、そんな輝かしい他人を見て、羨ましさや嫉妬、ストレスを感じています。

その結果、より自分にストレスをかけ、大きな目標に向かって自分を鼓舞し続けます。
(中にはそのまま燃え尽きてしまう人もいるぐらいに)

ここからが本題です。


多くの成功者と言われる人が夢や目標について語っています。それ自体は悪いこととは思いませんが、夢や目標を持つことを「良いこと」と定義してしまうと、夢や目標を持たないことは「悪いこと」になってしまうリスクがあります。

さらに、夢を持った途端に気持ちが締め付けられ、達成できないときに失敗となる。変なジレンマです。

多くの人は、常に夢や目標を持つべきで、それが「良いこと」との教育を受け、必死に夢に向かって走っています。その夢が本当に叶えたいものでなかったとしても。

じゃぁ、夢は持たない方がいいのか?と思われるかもしれません。矛盾しているようですが、そうとも言えません。

ここで、発想の転換をしてみましょう。みなさんは、既に何かしら夢を叶えてきています。
しかし、新しい情報が次々とインプットされる現代では、過去に夢を達成している自分を忘れてしまいがちです。

例えば、
希望の学校に入学したい
大会で優勝したい
優秀な成績をとりたい
納得いく企業に就職したい
結婚したい
家が欲しい
子どもが欲しい

こんなことでも大丈夫です。
当時は、「実現したい」と思っていた夢に他なりません。

今目標に向かって走っていることは素晴らしいことです。でも、夢を持つことや叶えることを「良いこと」と定義してしまうと、夢がないことや、叶えられなかったことが「悪いこと」になってしまうリスクが隠れています。

失敗が怖くなったときや、もうダメだと思った時には、一度立ち止まって過去に叶えたはずの夢を思い出してみましょう。

本来、夢というのはコツコツと目の前のことを続けることで、あとから振り返って感じるだけのものなのかもしれません。

ちなみに、この内容についてインスピレーションを得た本は、「夢を叶えるゾウ4」です(このシリーズが結構好きです)。

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