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リード獲得数170%向上!初心者向け『広告LP』制作のススメ

このnoteは、IVRy 紅白Advent Calendar 2023 の紅組・9日目の記事です。

昨日の担当はSATOKENさんの事業開発におけるマインドセットについてお話でした。

明日はyotaさんの「失敗から学ぶため、体験した導入事例の向こう側!!」の記事が出ます!お楽しみに!

こんにちは、IVRyでマーケターを務めております、田中暉久(テルヒサ)です。
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
私は新潟県の生まれな割に寒がりなのですが、
「雪国出身なのに寒がりなの!?」という偏見と日々闘いながら過ごしております。

冗談はさておき、IVRyのアドベントカレンダー9日目ということで、
今回は広告LPを制作するうえで大事なポイントをお話ししたいと思います。

2023年6月まで、IVRyはトップページ(https://ivry.jp/)のみを広告用LPとして利用していましたが、7月からターゲットキーワードに合わせた新しいLPの制作と配信を開始しました。

これが私にとって初めてのLP制作でしたが、想像以上にリード獲得に貢献する良い結果となりましたので、広告LPの作成プロセスや重要なポイントをまとめたいと思います。

LP制作の初心者やこれから作成を検討している方々に少しでも役立てたら幸いです。


IVRyが抱えていた課題感と効果

冒頭で記載していた通り、これまではサービスのTOP LPのみで広告運用をしていましたが、幅広いニーズに対応しきれず、広告キーワードを広げられずにいました。

しかし、広告LPを作成したことで、広告群の数が増え、キーワードの品質スコアも向上し、特定のキーワード群の広告経由のリード数は約170%も向上しました。(2023年2月〜6月と同7月〜12月の比較)

検索意図にあったLPを用意する、というシンプルな施策ですが全体リード数の底上げにつながりました。

広告LPを制作するうえで大事な5つのポイント

ここからは、広告LPをイチから制作するうえで大事なポイントを5つ紹介していきます。

これからLP制作に取り組み始める方の参考になりましたら幸いです。

①Serpsを分析し、ニーズの仮説を立てる

まずは、ターゲットキーワードのSerps(検索結果)を分析し、ニーズの仮説を立てることが何よりも大切です。

Serpsで上位表示されている他社のページを分析し、

  • 訪問ユーザーはどのような属性の人なのか?

  • 訪問ユーザーが抱える一番の課題は何か?

  • 課題感に対してどのような解決策や機能を望んでいるのか?

といったペルソナを立てていきます。

これはマーケティング施策の全てに、共通して言えることですが
LP制作においても、ユーザーニーズの仮説を立ててそれに合うコンテンツを提供することが基本です。

②ユーザーニーズに合う訴求軸を決める

ユーザーニーズの仮説を立てたら、次はどう自社サービスでニーズに応えるかを考え、LPの訴求軸を決めていきます。

広告LPに訪問するユーザーは課題感が明確であることが多いので、
「あなたの課題感はこうやって解決できます!」
とわかりやすく明示してあげることが大切です。

機能が複数あるようなサービスでは、
ついつい「あれもできます!これもできます!」
と全て漏れなく紹介したくなってしまいます。

ですが、広告LPではユーザーニーズにあった機能だけに訴求軸を絞ることも大切です。
そうしないと訪問ユーザーは
…で、私の課題を解決してくれる機能はどれなの??」と迷ってしまい、CVR向上には繋がりにくくなってしまいます。

全てを伝えきるのではなく、情報の取捨選択も重要なポイントと言えるでしょう。

③他社優位性を示す

これも当然ではありますが、自社のサービスは他社サービスや比較商材と何が違うのか?を明確に示すことも忘れてはなりません。

同じキーワードでリードを獲得しようとしている競合他社も多く存在します。
その中で、ユーザーがなぜ自社のサービスを選ぶべきなのかをはっきりと示さなければ、コンバージョンに結びつけるのは難しいでしょう。

①のSerps分析時に、他社ページをみながら以下のポイントを考えることが大切です。

  • 他社サービスにはなくて、自社サービスにある強みは何か?

  • 他社の特徴は何で、どのような訴求の仕方をすれば同じ土俵に立てるか?

ポイントを踏まえた訴求例

しっかりと他社優位性や違いを示し、
「なぜ自社サービスを選ぶ必要があるか」
「いかに自社サービスを選ばない選択肢を削りにいくか」

を意識したLP作りが重要となります。

④訪問ユーザーが文言やデザインを見てどう感じるかを想像する

ニーズに合った機能を紹介する「だけ」では、訪問ユーザーがCVする確率は上がりきりません。

ひとつひとつの文言やイラストが訪問ユーザーにとってどのような印象を深掘って考える必要があります。

①で仮説立てた想定訪問ユーザーが文言やイラストを見たときに、

  • どういった印象を持つのか?

  • 十分理解できるか?

  • 勘違いして伝わる懸念はないか?

を綿密にチェックしていきます。

些細な修正になることも多いですが、CVRやSAL率を少しでも高めるためにこだわるべき重要なポイントです。

⑤ユーザーニーズに合わせてボタンやセクションを変更する

文言やイラストだけでなく、ユーザーニーズに合わせてボタンやセクションを変更することも大切です。

例えば、「IP電話」を探しているユーザーはすぐに050番号を利用開始したいというニーズがあるのであれば、ファーストビューのCTAボタンは「無料アカウント登録」のみにしたり、

左が通常のボタンモジュール、右が無料アカウント登録のみのボタンモジュール

「留守番電話」を探しているユーザーが、自動音声案内のデモ電話を聞いても留守番電話を想起しにくいため表出させないなど

通常はデモ電話番号を表出している(左)が、ニーズによってはあえて表出させない(右)ことも

ニーズを抱えているユーザーがいかにすぐにアクションを起こせるか、離脱しないかを考えてボタンやセクションの工夫もすると良いでしょう。

広告LP制作の運用・改善に大事なポイント

ここからは広告LPを制作する前後、運用や改善に大事なポイントをお話ししていきます。

低コスト・低工数で運用する

まずは低コスト・低工数で運用する体制を整えるということが大切です。

出稿したい広告キーワード群が複数あると、その分広告LPも制作する必要があります。
この際に、毎回イチからLPを考えるのではなく、LPの基本的な構成をフォーマット化し、主要な訴求ポイントだけを変更する方法が効果的です。

実装の負担を下げ、いかにLPの検証を早く回すかが初期段階では重要です。

社内エンジニアと連携したり、CMS導入やノーコードツールを活用するなど、自社に合った効率的な運用方法を見つけましょう。

開発(エンジニア)・デザイナーとの連携

エンジニア・デザイナーとの連携もとても重要なポイントです。
(企業によってはマーケティングチームのみで完結する場合もあります)

現在は大量のLPでもスピーディにアップロードできるような環境をエンジニアチームが整えてくださりましたが、それまでは1LP制作の度にエンジニアに実装依頼をしていました。

そこで前述のように広告LP自体をフォーマット化しておくことで、最低限の変更箇所だけで済み、リリースまでのリードタイムも短くすることができたのです。

また、リリース後も、成果が出たら他チームに共有することも大切です。
どのチームのどの施策も共通して言えることですが、取り組んだことが成果に結びついたことがわかるとモチベーションが上がりますし、後続の施策も円滑に進めやすくなります。
成果が出たら積極的に共有し、関わった人全員と成果を祝っていきましょう。

獲得顧客の声を聞く

リード獲得ができたら、商談同席をするなどをして
実際に獲得顧客の声を聞くことまで実施しましょう。

  • ニーズの仮説はあっていたのか?

  • より具体的でリアルな課題感は何か?

  • 本当に求めている機能や解決策は何か?

といったことを確かめ、LPの改善に繋げることが大切です。

オンラインマーケティングとはいえ、
具体的なユーザーの実像のイメージを持つことはどの施策においても共通する重要なポイントと言えるでしょう。

まとめ

以上が、LP制作における重要なポイントとなります。

客観的に見るとどれも当たり前なことではありますが、
これらを徹底することで、よりユーザーニーズにあったLPを制作できると思います。

LP制作にお困りの方に、何かしらヒントを与えられていたら嬉しいです。

最後に…

IVRyはどのチームも余すことなく、組織全体で急成長中です!

マーケティングチームも、SEMの分野などやりたい施策がたくさんある中でまだまだ人手が足りていません!
IVRyは全員が全員の強みを出し合いながら、互いに楽しく成長していけるような環境です。

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