①『天久鷹央の推理カルテ』
知念実祈人先生の4冊目の本『天久鷹央の推理カルテ』読みました📚
天医会(てんいかい)総合病院という、架空の病院を舞台にした推理小説シリーズの一作目です。
主人公は高校生、下手したら中学生に見える27歳の女医、天久鷹央(あめくたかお)で、一度見ただけで、一度読んだだけですべてを暗記できる超天才です。
その頭脳を最大限に生かして、難解とされる事件や病気を多々解決に導いています。
その一方、人の感情を理解したり空気を読んだりすることは苦手で、手先も不器用という欠点があります。
人と上手くやっていくのは難しい彼女の才能を最大限活かすために、この天医会病院には「統括診断部」という特別部門が設けられており、鷹央はその部長として、カルテ回診や難解な病気の対処に当たっているのです。
その統括診断部はたった二人で構成されており、そのもう一人の医師が小鳥遊(たかなし)医師、通称”小鳥”です。
鷹央と小鳥はタッグを組んで……もとい、暴走する鷹央の手綱を上手く小鳥が握って数々の謎を解き明かして行く爽快ミステリー小説です。
しかし、どうして元々外科医だった小鳥が内科に転向して働くようになったのかなど、まだ明かされていない設定も多いです。
これから分かるようになって行くのでしょうか?
いとうのいぢ先生が挿絵を描いていますが、その期待に漏れず(?)ばっちりツンデレを発揮する主人公鷹央が本当にかわいい♡
短編が4つ組み合わさって構成されているので読みやすいです!
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