見出し画像

#59 Airpods proが覚醒する。

イヤフォン2台持ち

 僕はイヤフォンで音楽や動画を聞くことが多いです。僕が持っているのはAirpods proと今月発売されたAviotのTE-D01mの2つです。なんで2つもイヤフォンを持っているかというと、原因は音にあります。

 僕の好みの音は、立体感と重厚感に長けたものです。

 立体感は「音がどこでなっているかを認知できるくらい、リアルにその場にいるような感覚」です。

 重厚感は「低音がしっかり腰を据えていて、その低音に支えられた他の音が重なり合い厚みが感じられるもの」です。

 Airpods proはみなさんのよく言われる通り、音がフラットっで均一です。よく言えば聞きやすいけど正直言って物足りないです。ただ、ノイキャンの精度とApple製品とのシームレスな連携と操作感がたまらなく良いです。ガジェットとしてはものすごい完成度です。

 Airpods proはAppleユーザーが一回手にすると、絶対に手放せなくなる魔法のイヤフォンです。

 「じゃあAirpods proで手に入れられない音質面を補うには。」と考えた時に、AviotのTE-D01mが予約販売を開始しました。なんというタイミング。すぐさまポチってしまいました。

 TE-D01mの音質は立体感抜群の聞きやすい音って感じです。僕の求めている重厚感はすこし物足りないですが、立体感に関してはとても気に入っています。ドラム、ギター、ベース、ボーカルが別のところから聞こえるんです。3Dな感じ。初めて聞いた時、とっても感動しました。とてもおすすめできる体験です。

 ただ、操作性や接続、ノイキャン性能など音質以外のところはいまいち...。そこがとても残念です。

 ノイキャンは水の中にいるような籠った感じがします。外部音取り込みも自分の声が籠っていて、全体的に聞きづらいです。また、ケースに入れていても接続がうまくいってなくて充電されていなかったり、デバイスの切り替えが一手間必要だったりして、操作感も満足いくものではありませんでした。 

 ノイキャンと操作性のAirpods proと音質全振りのTE-D01m

 イヤフォンを二台持つのはちょっとスマートではないなぁ。

覚醒。

 「できればAirpods proで頑張りたい。」と、カスタムでなんとかできないか探してみました。

 来た。これだ。

 イヤーピースの装着感が微妙に合わない感じは前からしていたんですが、わざわざイヤーピースを買うことはまったく頭にありませんでした。彗星の如く僕の頭に飛び込んできたこれ。

 低反発の素材でできていて、潰してから耳に装着すると、耳の形に合わせて膨らみ、装着感と遮音性が抜群になる優れものです。別に音質をどうのこうのするものではないんですが、デフォルトのイヤーピースとは段違いになります。

 覚醒した。

 遮音性が上がることでよりノイキャンの精度が上がる気がするし、音質が変わらなくても聞いている心地よさが格段に違います。ここまで進化させてくれるのかイヤーピース。ありがとう。

 しばらくはこのイヤーピースのおかげで新鮮な音楽体験ができます。嬉しい限りです。

 とはいえ、立体感と重厚感を兼ね備えている最強のイヤフォンには巡り会えていないので、イヤフォン探しの旅はまだまだ続きそうです。Apple製品を使う限りAirpods proは手放せないだろうけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?