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不登校になってご家族が考えること



子どもに何か深刻なことがあったのではないか?

子どもさんがある日突然、「学校に行きたくない」と言いだします。ご家族はビックリ仰天。いったい何が起こったのかと軽くパニックになるかもしれません。当然ながら、学校に行けないほどの何か深刻な病気やイジメなどの出来事があったのではないか?と考えるのが普通です。ところが、子どもさんに話を聞こうにも、何もしゃべらないか分からないなど言うばかりで埒があきません。果たして、親としてどういう対応をすればいいのか?それが親視点の最初の難所でしょう。

学校へ行っていた。だから学校へ行かせるのが親の務め

どのご家族でも、最初は学校へ登校することを促すのです。なぜなら、これまでは学校へ行けていたから。これが最大の理由です。行けていたのに、行きたくないなら行かなくていいと言える保護者はほとんといません。学校へ行くことが子どものやること(義務)だと、誰だって思うものです。しかし、頑張らせて学校へ行けばいくほど、子どもの元気さ、自分らしさは失われていきます。子どもが無理をして、過大なストレスを受け続けているからです。そうしているうちに、ベッドから起きずに「学校に行かない」と強く主張するようになります。あるいは頭が痛い、お腹が痛いなど身体的な症状を訴えることになってきます。何かがおかしいと思いつつ、ご家族ができることはありません。もし症状があれば、病院へ連れていくことだけです。

1週間、10日、1ヵ月とだんだんと休みが続いていき・・・

学校からも毎日のように電話連絡、家庭訪問、プリントの受け渡しなど呼び出しがあったり、家庭での対応があったりして特にお母さんの負担はこれまでの数倍へと跳ね上がることになります。
親御さんは、自分の子育てに、何か原因があるのではないかと自分を責めたり、ご夫婦の間で責任を言い合ったりしてギクシャクしてきます。
インターネットで調べると、不登校でも大丈夫とか学校へは行かせなくていいとか休ませるべきなどたくさんの意見や経験談にあふれ、一体全体どれを信じてよいかも分からない中で途方にくれてしまいます。
現実は、子どもが元気をなくし、食欲をなくし、起きていてもゲームや動画ばかり。一向に何かよくなるような兆候が見えないことに焦ったり、不安になったりしてきます。

不登校になった我が子にどういう対応をしていいのかが分からない

不登校になった時、どう対応したらよいか、分からないこと。そして今後、どうなっていくのかの見通しが全く見当がつかなうことからくるこみ上がる不安がお母さんを疲弊させてしまいます。
これが不登校になってだいたいのご家族に起こることです。
大切なことは、子どもの状態をしっかり把握することです。フリースクール地球子屋では、子どもの状態を5段階で把握していき、その段階ごとにご家族ができることを20ステップで提案しているのです。