「メンタル強め美女白川さん」のアナログ三種の神器をつくってみました
今回は漫画「メンタル強め美女白川さん」に登場する、心をケアする・楽しみをつくるアナログ術を実例つきでご紹介します。
メンタル強め美女白川さんとは
「メンタル強め美女白川さん」は、獅子さんによるTwitter(現X)発の漫画です。
単行本は2023年10月までに5巻まで発売中。累計発行部数70万部を突破している人気作です。
営業事務OLの白川さんは陰口やマウントに負けず、持ち前のメンタルの強さを発揮しながら仕事にプライベートに勤しんでいます。
独自の考え方に基づいて強く美しく生きる白川さんと、次第に彼女に惹かれ、絆を深めていく周囲の女性や男性社員。
白川さんの考え方はもちろん、みんな悩みながら自分らしく生きるため頑張るさまや一筋縄ではいかない人間模様も見どころのひとつです。
著者の獅子さんのXアカウントはこちらです。
2022年4月〜6月にはテレビ東京系列で実写ドラマも放送されました。
主演の井桁弘恵さんをはじめ、「実際にいたらこんな感じ!」と親近感の湧くキャスト、原作といい意味で異なるドラマオリジナルの展開も相まって、良い実写化でした。
続編も期待したいです!
白川さん流アナログ三種の神器をつくってみた
作中でアナログ派を自負しており、手帳やノートに書き込む姿や、ひと手間かけたアイデアで心の調子を上げる様子がみられる白川さん。
白川さんのアナログ術はありそうでなかった発想が満載で、思わず真似したくなるものばかりです。
そこで、作中に出てきた「白川流アナログ三種の神器」を実践してみました。
①心の美容ノート(1巻参照)
白川さんはファッションや美容だけでなく、ライフスタイルや私物にも強いこだわりがあります。
それらをまとめたのが「心の美容ノート」です。
一時期流行した「自分磨きノート」「シンデレラノート」、整理収納アドバイザーのEmiさんが提唱している「マイノート」に通じるノート術です。
白川さんいわく「大事なことはスマホに打ち込まず直接ペンで書いて念を込める」とのこと。
美容関係だけでなく、心に残った映画のセリフや展覧会のチケット、カフェで食べたサラダのドレッシングの分析まで、アンテナはさまざまな分野にわたります。
使っているノートは原作とドラマで異なります。
原作ではラベンダー色の表紙のリングノート。リボンで結ぶ方眼タイプです(個人的には以前のマークスにあったようなイメージ)。
ドラマではややカジュアルなものを使っており、デルフォニックスのロルバーンをアレンジしたのではと推測しています。
実はこの「心の美容ノート」、既に似たようなノートを個人的に一時期作っていました。
2015年頃書いていたノートで、見た目は白川さんのノートとは程遠いお堅めなものです。
購入品の記録や、今後欲しいものについて記したページ。
プリント写真や雑誌の切り抜きを貼り、マスキングテープやシールで飾っています。
表紙こそ雰囲気は違えど、これはもう「心の美容ノート」とほぼ同じなのでは……?
このノートは長らく書いていなかったのですが、空白のページを使って新たに書き足してみました。
Kindle Unlimitedで読んだ雑誌(今回は集英社のLEE)をプリントアウトし、はさみ、のり各種を用意。
マステやシール、色ペンも使います。
こちらはファッションのページ。以下のような内容です。
・自分のベースとなるファッションを決めたい
・白いボトムスが気になる
切り抜きのインパクトが強いので、飾りつけは控えめ、余白をとってシンプルにしました。
こちらはジャンル混合の見開き。
・仕事用に買いたいインナー
・気になるプチプラコスメ
・料理の彩りについて
・カフェのサラダの分析
実際に気になった事柄に触れつつ、より「心の美容ノート」を意識したページにしてみました。
サラダのイラストはあえて手描きで。
雑誌のスクラップや自分なりの感想、計画を書き添えるのは、アナログ好きにはたまらないひとときです。
とはいえ、時間がかかるのは確か。普段は頑張り過ぎず、余裕のある時にじっくり楽しむのが理想です。
単行本1巻では実際の白川さんのノートを見ることができます。
ドラマの公式ガイドブックにも写真がちらり。細かく研究熱心なのがうかがえます。
②秘密の安心カード(3巻参照)
普段は笑顔でポジティブな白川さんですが、時々疲れたときの様子も描かれます。
そんな時に登場したのが「秘密の安心カード」です。
秘密の安心カードとは、白川さん直筆の安心するメッセージを集めたもの。
作中で紹介されているカード作りのポイントを引用します。
3つのポイントを踏まえて、独自に「秘密の安心カード」を作ってみました。
カードはダイソーのメッセージカードを使用しました。
6種×10枚でデザイン・コスパともに良いです。
各種メーカーやステーショナリーブランドから出ているメモパッドを使うのも手です。
入れ物はアミファの「ブック型ボックス S 洋書」を使用。セリアで購入しました。
白川さんはサブレの空き缶を使っています。
ほかにはバレンタインのギフト用ボックスも可愛いものが多く、おすすめです。
メッセージは偉人や漫画の格言・名言、好きな歌詞、自分で考えた言葉を思いつくだけ書きました。
すこしずつ足していくのも良さそうです。
仕上げに好みの香水やアロマオイルで香りづけをします。
(香りづけはお好みで)
写真は唯一持っている香水、SABONのジャスミンです。
「安心させてくれるお守りがないのなら自分で作って可愛くデコる(作中より)」。
疲れてメンタルが弱っている時は、なかなか前向きな考え方ができないもの。
落ち込んだ自分へ、元気な自分からの応援は想像以上に力になります。
ちなみに4巻では、朝に「今日は忙しくて不安だな…」というときにもこのカードを引いて心のお守りにする、という使い方も紹介されています。
③先取りプチギフト(4巻参照)
最新刊4巻収録の「先取りプチギフト」は、白川さんならではのワクワクとときめきに満ちた手帳術です。
こちらも作中から説明とコツを引用します。
先取りプチギフトの話はTwitterで先行更新されたものです。
年末に読み、個人的に試してみたくて計画を立てました。
私の場合は1500円(ものによって多少上限額を変更予定)にしました。
通常の買い物や外食扱いにする、もしくは普段なかなか実行できないことも、プチギフトなら心置きなく行動に移せそうです。
「自分への小さなギフトくらいは思いのままに(作中より)」。
思い通りにならない出来事があっても、プチギフトなら自分の望むままです。
白川さんと「お揃い」で何気ない毎日を上向きに
主人公は白川さんですが、この作品には
「人生の主役はあなた」
「あなたが自分を大切にしてハッピーに生きられるように」
というような、一貫したメッセージが感じられます。
また、心の保ち方だけでなく、女性ならではのひと手間かける楽しみがたくさん詰まっています。
白川さんの言葉を借りると、「真似じゃなくてお揃いでしょ?」
テイストを揃えても良し、自分なりにこだわるも良し。
ひとつでも白川さんのアナログ術を取り入れてみると、何気ない毎日も自分次第で上向きにできそうです。
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