税収と景気(2)-消費税導入、税率引上げ-
1989年度の消費税導入以降、税収と景気の連動性が薄れた。消費税は逆進税であり、人数的に多数派を占める低所得層の消費を冷やし、景気を悪化させる効果がある。消費税導入時はバブル景気のただなかにあり、消費税導入の影響は観測し難い。しかし、1997年、2014年、2018年の消費税率引上げは、実質GDPの前年同期比マイナスとなって表れている。
消費税は安定財源?景気鈍化税?
「税収と景気(1)-税収と景気の連動性-」(2023年12月27日)で書いたように、消費税導入以降、税収と