見出し画像

おやすみ前の邦楽15選

Spotifyでプレイリストを作りました。

穏やかで夜が似合う曲調、人気なJ-POP中心に子守り唄からシティポップまで様々なジャンル、といったテーマの選曲です。

以下にざっくりと私的な紹介や感想もどきも書いてみましたので、よかったらお付き合いください。


Lonely Dance Club/Rei& SOIL&”PIMP” SESSIONS 

今夜も誰にもみせない SECRET TIME そうよ 秘密を抱きしめる

その名の通り、日々の満たされなさを昇華してくれるようなダンスチューン。

君もロンリー・ダンス・クラブに入会しよう。


おちゃらけたよ/DAOKO

どんな気持ちで居たらいいんだろうね
外に出たら明るくて冷たくて おちゃらけたよ

特有のウィスパーボイスと少しダークな世界観に吸い込まれてしまう。都会の冷たさ、滲む熱。

コメント欄にもあったけど、コロナ以前の曲なのに今聴くとパンデミックのことのように聞こえる。


Play A Love Song/宇多田ヒカル

友達の心配や 生い立ちのトラウマは まだ続く僕たちの歴史の ほんの注釈

折り合いのつかない毎日。

でも、大丈夫と言ってくれる人や好きな食べ物、充分な睡眠などがあると、生きていけると思えたりする。


BABY STEP/LAMP IN TERREN

認めるための傷 増やす度に 命が泣いている

テレン屈指の名作。

いつか自分を好きと言えたらいいな。そこから人生が始まる。


眼福/米津玄師

望むのは簡単だ あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい

1サビまでは弾き語りのような構成。

愚直なほどの愛の中でもいつか終わりが来ることはわかっていて、それでも笑う。


NOW ON AIR/赤い公園

今も私には 才能も趣味もないから
せめて せめて
Please Don’t Stop The Music Baby!!

ラジオや音楽にどっぷり浸かって、身を焦がして、気付けば月日が経っている。いつだってポップカルチャーに生かされている。

レディオ居なくならないでね。


ケルベロス/相対性理論

お祈りしたり 恋にのぼせたり
もうどうにだって なっちゃいそうな気分で

二次元的なボーカルと歌詞のキャッチーさによって強調される、無常な現実。

最初ボカロかと思ってしまったくらいで、やくしまるえつこさんの声はすごい。


極夜灯/ヒトリエ

あたしはいけるかな
この夜、照らす灯りの方まで
ひとりで

シンプルな歌詞と複雑な構成の絡み合いが只管にエモーショナル。

ヒトリエは高速ロックのイメージがあるけれど、微睡みながら聴けるバラードも強い。

ヒトリエは、wowakaさんは孤独を知っている。寄り添ってくれる。個人的にこの世で一番好きなバンドだったりする。


平成死亡遊戯/アーバンギャルド

あの娘みたく きっと死ねない私

令和を知らないあの娘、平成の傷つきやすかった頃。2人を分けたもの。

今も胸の奥で思い出が疼く。


おやすみ/ポルカドットスティングレイ

あなたのおかえりとおやすみが 聞けない夜は眠れないや

往年のシティポップ感溢れる大人のラブソング。

トレイラーでのキャッチコピーは『結婚、する?』。

こんなにも甘く切なく歌い上げているボーカルの雫さんですが、実際はJ-WAVEのラジオ番組(火曜SPARK)で曲をかけながら低音でガハハ〜と笑っているような人です。落差で風邪ひきそう。

でも毎週死ぬほど面白いので最近笑ってない人は聴いた方がいいです、是非。


星の数え方/私立恵比寿中学

もう恋じゃないから 言葉がいらないだけ

歌唱力の高さが有名なエビ中の真骨頂。高音低音のハモりも全部綺麗で鳥肌もの。

他の曲を聴いていただいたらわかると思うんですが、本当は一人一人声質がばらばらです。でも星の数え方のサビでは区別がつかない位、一つにまとまっている。個人的にびっくりした点。


ゆめくいしょうじょ/米津玄師

君の悪い夢も 私が全部食べてあげる

ハチ時代の名曲セルフカバー。こちらの方がより歌詞に寄せた曲調になった印象。

落ちサビのアカペラはさながら子守り唄。


夜/星野源

ああ 夜が怖いなら いつでも ここにいるよ

生きることに疲れた人へ。

声も曲調も優し過ぎるので、参ってる時に聴いたら泣いてしまうかもしれない。


プラネットボーイ/ヒロネちゃん

きみの温度のシャワー
すこし早めに起きた朝
冷蔵庫のおいしい牛乳は腐ってた

この冒頭の歌詞の生活感と消えいるような歌声がたまらない。

広い宇宙に思いを馳せてしまうのは狭い部屋の中にいるから。


想うということ/mekakushe

端的に言うと、前述したヒロネちゃんの改名後がmekakusheみたいな感じです。

二者の違いを名状するのは難しいけれど、ヒロネちゃんは女の子の情や死にたみの少しだけドロっとした部分が多くて、mekakusheはそこからちょっと凛とした雰囲気になったという印象。あと聞き取りやすくなった気がする。主観です。

自分はどちらも頻繁に聴きますが、この曲については特に好きで、以前の記事でも書いていたりします。

エンディング感もあるので最後に選びました。


こちらからは以上です。読んでくださりありがとうございました。それではいい夜を。