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コーポレートサイトもDO/BEをさらけだしたらいいのでは、という話

「へっぽこマーケターの日々」第28回(前回は2/25更新)。

マーケターとしてコルクのコーポレートサイトを改修するプロジェクトに関わらせてもらっている。

課題は、コルクが具体的になんの会社であるかわかりにくいことだ。

実際、コーポレートサイトへの流入ワードの、Googleでの検索結果からも推し量ることができる。コルクが関わる作品や、代表の佐渡島さんの考えについてのニーズが高いのだ。

また、これは個人の実感ベースでしかないが、出会う人の3人に1人が、「コルク=佐渡島庸平の会社」というイメージでコルクを知っていてくれるが、実際に何をしてる会社かを具体的に知っている人は少ないように思う。

さらには、コルクの隣人であるコミュニティ・コルクラボのメンバーですら、コルクについて、たとえば個々の社員が何をしているか知っている人は少ない。

しかし、現状のコーポレートサイトは「コルクって何してるの?」をカバーできていないと個人的に感じている。

もちろんマネジメントしている作家のファンも増やすことが大事だ。しかしコーポレートサイト、という場においては、コルクと一緒に仕事がしたい、コルクを応援したい、という人たちを増やすことが重要なのではないだろうか。

そのためには、前述の「コルクって何してるの?」を解決せねばならないと思う。

コルクの企業としてのバリューに「やりすぎる、さらけだす、まきこむ」の3つがある。会社で行うことを「枠」とした上で、代表の佐渡島さんいわく、バリューとは「枠の中での積み重ね『方』を決める」ことだと言う。スタッフであるわたしは、日々この3つを実行することを求められている。

特にこの「さらけだす」については、近ごろ重要性を身に染みて感じている。このnoteで、毎日自分のDO(やっていること)と、BE(あり方)を発信していたら、コルクラボの人たちをはじめ「友だちの友だち」くらいの距離感の人たちが声をかけてくれるようになった。そうしてまた少し社会との繋がりが広がったように感じている。

「さらけだす」という言葉は誤解をよく受ける。これは、自分の恥部や、知られたら嫌なことをオープンにすることではない。さらけだすとは、「自分の欲望が何なのか?」「自分が本当に大切にしているものは何か?」を周りに分かるように伝えることを意味している。
 ─ 物語の力で、一人一人の世界を変える「チーム」を目指して|佐渡島庸平(コルク代表)

そんな個人的な体験が基ではあるが、コーポレートサイトも似ているのではないかと思う。コーポレートサイトも「さらけだす」ことがあってもいいのだ。

「なんとなくコルクが気になってる」という人たちを、「コルクと一緒に仕事がしたい」「コルクを応援したい」という人たちにしてくれるメディアになってほしい。それにはコルクが大事にしていることややりたいことを伝えるとよいのではないだろうか。

上記はまだほんの草の根的な、同僚と話していることに過ぎないが、コーポレートの改修において、迷ったら楽しい方を選ぶのであれば、こっちなのではないかと思う。


わたしをサポートしたつもりになって、自分を甘やかしてください。