#1368 問題点についての解像度を高める
教室では、様々な問題が起きる。
それを解決するために、教師は思い悩む。
経験の浅い教師は、教室で起こる1つの問題点について、一元的な見方しかすることができない。
つまり、「問題という結果を引き起こす原因が1つしかない」と捉えてしまう。
しかし、現実的にそれがありえない。
教室では、様々な複数の原因が絡み合って、1つの問題点が生み出されているのだ。
ベテラン教師はそれを把握することができる。
つまり、1つの問題点について複数の原因を考えることができるのだ。
前者と後者では、問題点に対するアプローチの在り方が異なる。
経験の浅い教師は、問題点の原因を1つしか捉えることができないので、それを解決するアプローチも1つとなる。
それが失敗すれば、お手上げ状態となってしまう。
一方、ベテラン教師は、問題点に対する解像度が高いので、原因をたくさん考え、それらに応じた多数のアプローチをとることができる。
このように、前者と後者では、問題点に対する「解像度」が異なる。
解像度が高まれば高まるほど、問題点を多面的・多角的に分析し、原因を洗い出し、多数のアプローチを考えることができる。
なので、よりスムーズに、より的確に、問題を解決することができるだろう。
学級経営を進めていく上で、教師に必要な力は、問題点についての「解像度」を高めることである。
そして、より多数のアプローチを考え出す「引き出しの多さ」である。
そうすれば、どんな問題でも解決することができるのである。
ぜひとも、日頃から解像度を高めていくようにしたい。
では。
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