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#1818 主体的に学習に取り組む態度は教科横断的

今は絶賛成績処理中である。

子どもたちの成績処理をしていると、あることに気が付く。

「主体的に学習に取り組む態度」って、教科横断的に同様に発揮されるのでは?

どういうことか説明する。

授業中に粘り強さを発揮し、自己調整ができる子どもは、どんな教科の学習であれ、その態度を示すことができる。(好き嫌いによる程度の差はある)

しかし、粘り強さがなく、自己調整ができない子どもは、どんな教科の学習でも、その態度は見られないことが多い。

つまり、上記のような「主体的に学習に取り組む態度」は、特定の教科ごとに発揮されるわけではなく、教科横断的に発揮されるものではないだろうか、ということである。

教科ごとの好き嫌いによる「程度の差」はもちろんあるだろう。

しかし、おおむね、私の仮説は正しいように思われる。

現に、成績処理をしていると、「主体的に学習に取り組む態度」の成績において、どの教科でも◎がつく子ども、どの教科でも△に近い子どもがいるのだ。

なので、「主体的に学習に取り組む態度」はその子どものパーソナリティにかなり依存していることが分かる。

このように、「主体的に学習に取り組む態度」は教科横断的な性質がある。

よって、教師はその態度の重要性を語り、発揮できるような環境構成をしていき、その姿が見られたら価値付けをしていくことが求められる。

態度というものは、その子どものパーソナリティに依存している。

だからといって、その態度の涵養を諦めてはいけない。

教師自身が粘り強く、自己調整しながら、「主体的に学習に取り組む態度」を涵養させていくのである。

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