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#235 インテグレーションとインクルージョン

通常学校の文化や実践等はそのままにして、そこに障害を持った子どもも一緒に入れる空間をつくることを「インテグレーション」と言う。

つまり、健常児と障害を持った子どもを、同じ空間に配置することを「統合(インテグレーション)」と言うのだ。

対して、授業のやり方やルール、そういったものを、障害を持った子どもに合わせて変えていく努力をすること自体を「インクルージョン」と言う。

つまり、インクルージョンを実現するためには、健常児と障害を持った子どもが一緒の教室にいるだけでなく、学校の組織・カリキュラム・指導方略・ルールなどの構造的な変更を伴わなければならないのだ。

同じ空間で一緒に学習すれば、「インクルーシブ教育」を実現できるわけではない。

共に学習に参加し、活動できるようにするために、従来までの学校の在り方を変え、全員が参加できる学校、授業をつくっていかなければならないのだ。

誤解のないようにしていきたい。

では。

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