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#601 対症療法ではなく根治療法を

教師は「子どもが問題を起こした後」あるいは「問題を起こす前」に、行動を禁止することが多い。

それは「対症療法」であり、根本的な解決にはならない。

問題を先送りにしているだけである。

自分の「教師としての立場」を守るために、子どもの行動を制限しているだけである。

まさに「保身のため」である。

これでは、子どもはルールの穴を見つけ、その隙間をかいくぐるようになる。

ではどうすればいいのか?

それは簡単に禁止にせず、教師の前で意図的に失敗させればいいのである。

ただし、命にかかわることは例外だ。

命にかかわることでなければ、子どもに自由にやらせるべきである。

そして、教師の管理下で失敗させるのだ。

すると、子どもは学ぶ。

「なぜ失敗したのか?」「なぜこんなことになってしまったのか?」「こうならないためには、どうすればいいのか?」考える。

これによって、子どもは大切なことを学ぶのだ。

教師の管理下で起きた失敗なので、子どもに助言することができるのだ。

これはまさに「根治療法」である。

根本的に問題が解決できるのである。

それは「教師の保身のため」ではなく、「子どもの将来のため」なのである。

根治療法をすることが、子どもの将来につながるのである。

意図的に子どもに失敗させよう。

教師の管理下で失敗させよう。

簡単にルールを決めて、禁止にしてしまわないようにしよう。

それが「子どものため」なのである。

根治療法のできる教師になっていきたい。

では。

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