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#103 何のための学級経営か?

学習指導要領が改訂され,学校教育の質が「コンテンツベースからコンピテンシーベースへ」と転換されている。

これにより,学習者の資質・能力に差が生まれる可能性があり,優劣により断絶・対立が広がる恐れがある。

また,グルーバル化や多様性の進展により,言語や見た目,文化や価値観の違う他者と出会う機会が一層増え,対立やジレンマが生じる可能性がある。

この危機を乗り越え,誰もがウェルビーイングを獲得できるような持続可能な共生社会を実現していくことが求められる。

そして,「持続可能な社会の創り手」となる人材を育成する学校や学級自体を,包括的で持続可能な多文化共生社会にしていくことが求められる。

そのためには,異質な他者と「協同(協働)」をしていかなければならない。

授業で「主体的・対話的で深い学び」を実現する土台として,誰にとっても居心地の良い共生社会としての学級をつくる条件として,「協同的な学び」を実現するための学級経営をしていく。

持続可能な多文化共生社会を生きるたくましい大人を育成するためには、その育成の場である学校や学級自体を、持続可能な多文化共生社会にしていかなければならないのだ。

それが学級経営であると考える。では。

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