＃１４９０　AIは自動化へ、人間は自律化へ

近年話題の生成型AIは、プロンプトを入力すれば、自動で答えを出してくれる。

AIはまさに「自動化」に向かっているのだ。

しかし人間は、AIが自動的に出した答えを鵜呑みにしてはいけない。

人間は自動化してはならないのである。

この世の中は、自動的に出した答えで問題解決をしていける単純なものではない。

絶対解ではなく、納得解が必要なのである。

したがって、人間の力で、自律的に納得解を導いていくことが求められる。

つまり、AIが出した答えを批判的・協働的に吟味・検討し、よりよい答えを自律的に創出していくことが重要となるのだ。

人間は「自律化」に向かう必要があると言える。

そのため、生成型AIなどは「オープンエンドな課題解決」に活用することが望ましい。

また、生成型AIを「解答ツール」ではなく「思考ツール」にするという発想も重要だ。

AIが自動的に出した答えをそのまま自分の「解答」にしてはいけない。

その答えを材料にして、吟味・検討を重ね、思考し、納得解を創出する。

AIはまさに「学習材」なのである。

ぜひともそんな捉え方で、AIを活用させていきたい。

そして、自律的に問題解決をさせていきたい。

では。