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職務経歴書という魔物

職務経歴書の書き方が分からないとか難しいという話はよくあると思うのですが、これは間違えると簡単に落とし穴にハマります。

職務経歴書がなぜ重要かと言いますと、

  1. 当たり前ですが書類選考が職務経歴書によって行われる

  2. 面接も職務経歴書をベースに質問、深掘りされることが多い

という理由からですね。

よほど世の中に知られている会社や職務でない限り、もしくは人事や採用担当者のレベルが相当高くない限り、職務経歴書によってのみ皆さんの経験やスキルを伝えることができる、ということになります。

つまり転職活動においては最重要と言っても過言ではありません。

職務経歴書という魔物という表現を使ったのにはもちろん理由があります。

多くの人材紹介エージェントは職務経歴書作成のサポートをしてくれると思いますが、これは大きく2種類の観点で行われています。

  1. 誤字脱字の修正や構成などを整える

  2. アピール出来ること/アピールすべきことを伝わるように記載する

正直2までしっかりやれていれば及第点なのかもしれませんが、実はこれはあくまで転職希望者の方が「記載した内容」や「面談でお話いただいた内容」がベースになっています。

つまり、転職希望者自分自身がしっかり経歴やアピールポイントの棚卸しが出来ていなければ、その状態をベースに書類が仕上がっていく、ということになってしまうのです。

「いや、西田さん、そんな当たり前のこと…」と思われるかもしれませんが、これを実際に皆さんが出来ているかというと相当怪しいのが現実です。

最近、過去に一緒に働いたことのある方を数名サポートさせて頂いたのですが、その時彼らが作成した職務経歴書を見てこの問題の大きさに改めて気がついたのです。

問題①
彼らが自分の仕事だと思って書いている内容と、私が見ていた彼らの仕事の内容のギャップが大きかった。

問題②
彼らが成果だと思っていることと客観的な成果や転職先へのアピールポイントがずれており、アピールすべきことが全くアピール出来ていない。

これは私が彼らと一緒に働いていたので気がつけて最終的にはアピール度120点の職務経歴書に仕上がったから良かったのですが、彼らの仕事を見ていなかったら間違いなくこれほどの出来にはなっていないはずです。

つまり職務経歴書というのは、まず書くべきポイントを押さえた上で、転職希望者の方が棚卸しをしっかりして記載するところからはじめなければとんでもないミスマッチを引き起こす可能性があるということです。

職務経歴書を一緒に作るサービスというのが単独で存在しても良いくらいだと思います。

とにかく職務経歴書をどう書けば分からない方や不安がある方はいつでも我々にご相談ください〜

問い合わせ先:https://terminalvalue.co.jp/entry/

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