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トランプ的な事

日本では、立憲民主党が議席を減らし、日本維新の会が議席を伸ばした。

アメリカでは、共和党のヤンキン氏がバージニア州知事選に当選した。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97401.php

関係ないニュースの並列に思うでしょうが、どちらの国でも右旋回が進んでしまっているのかな、という疑問を感じます。しかも、トランプ前大統領が再び大統領選へと息巻いているという話も飛び交っています。トランプ氏は、退任直前に支持者が議場で起こしたテロを止めなかった事は記憶に新しく、私は、これは民主主義の冒涜であり許せないと今も思うのですが。そうすると、金と暴力で支配する体質に見えるトランプ氏を支持する人が、こんん多いのか不可解でならないのです。

翻って、日本では、維新の会が議席を増やしていますが、維新の松井代表(大阪市長)にもいささかトランプ的な要素をどこか感じてしまうのです。基本的に維新の「自助」中心の考え方で、否決されたものの、大阪都構想なる基礎自治体から財源と権限を奪い取ろうとするぐらいですから、暴力的な体質もあると思います。挙句の果てに、来年の参院選までに憲法改正国民投票をと言い出す始末(私は改憲には反対です❕)。このままでは、民主主義が踏みにじられるかもと危惧しているのですが、維新への支持は一定数あるわけですよね。本当になんで?ですよ。

多分、アメリカのトランプ支持者も、日本の維新支持者も、ある意味ぐいぐい引っ張っていく「強いリーダーシップ」というのを求める傾向にあるのでしょう。でも、「強いリーダーシップ」は極めて危険だと思うのです。極論するとトップダウンでみんな決めちゃえという恐ろしい話にもなりかねないですから。政治は時間がかかるものなんですね。市民からの声を拾い上げて慎重に審議して決めていくのが議会制民主主義の基本ですから。私はあまり強くなくても良いから、国政のリーダーは対話や外交を重視する民主主義型の人になってほしいと思っています。

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