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しなの運休が物語っている事

8月のお盆期間に全国各地を襲った集中豪雨。命の危険を及ぼすのに加えて、多くの生活インフラも大打撃を受けました。その中で気になったのが上記にリンクしたニュースです。

中央本線の南木曽ー塩尻間等が土砂災害で設備が壊れてしまい、特急ワイドビューしなのが運休になったままです。これが全国の鉄道に悪い影響が出るとマズいと思い、思う点を書きます。

1.ワイドビューしなのとは。

名古屋ー長野間を中央本線と篠ノ井線で結んでいる特急列車です。私は出身が名古屋ですので、スキーに行くのにお世話になった事もあります。沿線の景色もいいんですよね。ただし、かなりカーブが多いので、カーブの強い区間でも130km/hで走れるよう高性能な車両が用いられています。

2.復旧だけでは不十分

話が脱線しましたが、もちろん今は早く復旧してもらいたいと思います。ですが、復旧だけではまた同じ問題が起こります。中央本線は今後も幹線として機能してもらう必要がありますし、しなのも長野県内を南北に縦貫する列車としても役割はこれからも果たしてもらわなければなりません。それには車両だけでどうにかするのはもう限界でしょう。地上設備のスペックを上げる必要があると思います。例えば、例えば中央本線でいえば、中津川ー塩尻間を160km/hで走行できる高規格路線に造り変える(ほくほく線みたいな感じに)事で、災害に強い路線にすることも検討してほしいと思います。これは、新幹線計画はないけれど特急が毎時1本以上走る路線全般に当てはまる課題かなと思います。

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