【動物と防災】飼い主がコロナに感染したとき、ペットはどうする?
こんにちは、ジーナです。
今回は、もし飼い主が入院や隔離が必要になった場合、その時ペットはどうするか。というお話です。ペットを飼っている人は、一度は頭をよぎったことがあるのではないでしょうか。
ぜひあなたも一緒に考えてみてください。
昨年10月のことです。
見出しの通り、猫のお世話をする人がいないと、自宅療養を続けた50代の男性が残念なことに、亡くなってしまいました。
このことを受け、市の保健所と動物愛護センターは対策を協議し、自宅療養者が預け先を見つけられない場合、センターが動物病院などを紹介する運用を始めました。
コロナ禍を受け、環境省は昨年4月に各自治体に公的施設でのペット受け入れを検討するよう通知していますが、その対応はまちまちなので、全ての自治体で受け入れてもらえる訳ではなさそうです。
東京都は、日本財団が整備したプレハブ棟140室を借り受け、昨年10月からペット同伴で利用できる宿泊療養施設として運用。8月下旬までに約1000人が利用した。鳥取県では、犬と猫に限り、県指定の動物病院で預かっている。一方、神戸市内のペットホテルは「他の利用者に不安を与えかねない」と預かりは実施していない。(※記事より抜粋)
このような状況下で、
自分がコロナにかかったら、あなたならどうしますか。
自分がコロナに感染した場合、まず気になるのがペットへ感染するかどうかということです。
◼︎ペットに感染する?
種を越えて感染する病気は、実はそれほど多くはありません。しかし、狂犬病や結核などの人獣共通感染症(ズーノーシス)が存在しているのは事実です。新型コロナがこれに当たるかはまだはっきり分かっていません。
厚生労働省は、人から犬や猫に新型コロナ感染したと思われる例があるが、その数はわずかだとしています。
感染しても症状がある例も少ないようなので、現段階でコロナウィルスのペットへの感染は、それほど心配しなくてもよいと思われます。
ただ、飼い主のコロナウイルスがワンちゃんネコちゃんに付着し、それが他の人にうつるという可能性は十分に考えられます。
◼︎どうやってお世話をする?
飼い主がコロナウィルスに感染し、入院・自宅療養となったとき、同居のご家族がいる場合は、ご家族を含め、ペットをなるべく他人と接触させないようにしましょう。
新型コロナが体外でどれほど生きているかにも、さまざまな研究がありますが、飼い主様の症状が治まって1週間程度は他人との接触を自粛したほうが良さそうです。
お散歩では他の人やワンちゃんに合わないようにして、シャンプーやトリミングも延期したほうがよさそうです。
◼︎頼れる場所がないけれど、どうしてもペットを預けなければならない場合(一人暮らしで入院することになった、など)
もしご家族や知人が預かってくれる場合は、預ける前にシャンプーをするか、難しい場合はシャンプータオルなどで全身を拭いておくとペットを介しての感染リスクが減らせます。
自治体の受け入れ体制と同様に、ペットホテルや動物病院では、受け入れ基準が異なります。まずは、行きつけの施設に事前に相談をしておくと良いでしょう。
軽症であれば愛犬と療養できる施設や、ペット保険大手のアニコムは新型コロナ感染者向けにワンちゃんをお世話するサービスが始まっています。これらのサービスを検討するのもひとつです。
飼い主が新型コロナに感染した場合は、濃厚接触者でない人がお店まで連れて行き、シャンプーをしたのちであれば預かりが可能なところもあるようです。
冒頭のニュースの男性が教えてくれたように、悲しい結末にならないように、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。
下記に関連リンクを貼っていますので、よろしければご参考ください。
◼︎厚生労働省
◼︎コロナにかかる前に済ませておくべき
ペットを預ける準備のポイント
https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200427.pdf
◼︎東京都獣医師会の危機管理室のリンク
◼︎ペット保険会社大手がコロナ感染者のペットを無料で預かるプロジェクトを発表
※対象者はアニコム加入者
いかがでしたでしょうか。
誰がいつ罹患してもおかしくない新型コロナウィルス。各自治体でペットの受け入れ状況が異なるため、まずは、お住まいの地域のホームページの「飼い主がコロナウィルスにかかったら?」を調べてみてくださいね。
それでは、また♩
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