見出し画像

自分らしくて良い?そんなの嘘だ。

最近「自分らしく生きよう」「自分らしくて良い」といった自分を肯定する言葉を巷でよく聞く気がする。

この言葉を聞くたび自分の中でモヤっとした感情が浮かぶ。

「本当に自分らしく生きてていいの???」と。

ポジティブな意味でつかわれているようだけど、「ちょっとそれって危ないんじゃないかな」と僕は思う。

「自分らしさ」の中には”真面目” ”ポジティブ” ”時間を守る” なんていう、良い要素も、もちろん含まれているはず。

けど一方 ”すぐ怒る” ”時間にルーズ” ”人の話を聞かない” といったあんまり良くない要素だって含まれているはずなんだ。

「自分らしさ」という言葉を隠れ蓑にして、自分が努力しなければいけないい場面、変わらなくちゃいけない場面で「まっ自分はこれが持ち味で、自分らしさだから、このままでいいっしょ」となってしまうのが怖い。

少なくとも僕が「自分らしくて良いじゃん」と思う時は、現実から目を背けている時が多い気がする。

もちろん自分を肯定してあげることは、とっても大事なことだと思う。

けど人間って弱い生き物だ。

楽な方へ、楽な方へ、意識を向かわせていく。

自分の「自分のらしさ」で生きづらいなら、きっとそれは自分が変わるチャンス、というよりも変わらなくちゃいけない場面なんだと思う。

僕が向き合うことを拒否した「自分らしさ達」は、人生のどこかで僕を待っていて、きっと僕に戦いを挑んでくるんだ。

「そのままで良いの?」と。

その時は「自分らしさ」という魔法の言葉で逃げないで、しっかり向き合って戦いたいと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?