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ゴッホは生前、お金を稼ぐことはできなかったが、彼の仕事は人類にとって重要であった。

世界会議

「あなたは普通の人の中では優秀なほうだから、活動のための『お金を稼ぐ』仕事をお願いするね。天才の私は人類のためになる仕事をするから」

初めに

ども、河童です。

そもそも、仕事とは何だろうか。

キリスト教カソリックにおいて、仕事は神からの罰だと考えられていた。だから王や貴族や司祭たちは仕事をすることなく贅沢な生活をしていた。

料理もしない、掃除もしない、風呂で自分の体を洗うことすら奴隷に任せる。

一方、宗教改革によって分派したキリスト教プロテスタントでは、仕事は神から与えられた天職であると考えられた。

彼らはもくもくと働く。働くとお金が貯まる。贅沢はしないのでそのお金はさらに、働くために再投資される。気がつくと大資本家が生まれる。資本主義の始まりである。

他の宗教の人たちも、プロテスタントを信仰はしていないが、お金を稼ぐためにはプロテスタントを真似て資本主義を導入する方が手っ取り早いと考えた、資本主義は世界の主流になった。

カソリックとプロテスタントの仕事の捉え方の違いにより、仕事を苦役と考える人と天職と考える人に分かれる。

苦役と考える人は、いっときでも早く仕事から解放され、贅沢な暮らしをしたいと思う。一方、天職と考える人は、仕事から生まれた富でさらに仕事を増やす。

日本に輸入された資本主義

黒船来航から明治維新を経て日露戦争に勝利するまで、日本は西洋に追いつき追い越せと頑張った。失敗すると隣の清国のように外国に蹂躙されてしまうとの危機感があるので。必死である。

そのため、日本にはなかった資本主義の概念をむりやり日本に持ち込んだ。例えば働くと漢字。働くという漢字は明治時代になって日本で作られる。国字と呼ばれるものだ。それまで日本に働く(WORK)という概念がなかったということだ。いまだにworkとjobの違いも理解できていない。

日本の資本主義は「仕事=天職」でなく「仕事=金を儲けること」と勘違いすることとなり、バブル景気は大金を稼ぐことで仕事してる気になってた多くのクソ人間を産んだ。

「仕事=金を稼ぐこと」という呪い

現在は失われた30年と呼ばれるデフレで景気は低迷、コロナ禍で経済はストップ。介護や子育てのケアワークばかりが増えている。

金を産まないケアワークの人たちは仕事をしていないのかといえば、そんなことはない。多くの聴衆を集め、金を儲けようとしている人、大金を動かしているだけの人、税金を取ることを考えてるだけの役人より、よっぽど仕事をしているといえよう。

親の介護のためにお金がかかるので、お金を得るために、仕事をしなきゃいけない、仕事に時間をとられて、子供の面倒をみる時間がないので、お金を払って、家政婦を雇って、そのためにお金が必要なので、仕事を増やすという永遠の無限ループをどこかで止めなければいけない。

そのためにも、「仕事=お金を稼ぐこと」という呪いから解き放たれる必要がある。

我が家の場合

そうはいっても、現実問題、天職と思える仕事につけたとしても、生活のために金がかかるのである。ベーシックインカムという社会保障の導入を待っていても、今、お金が必要なのはどうしようもない。

そこで、仕事とお金を稼ぐことの分担が必要となる。

「ゴッホが書いた絵は、彼が生きている間には一つも売れずお金にならなかった。だから、その時代の人たちは、ゴッホよ、いいかげん仕事してくれと思ってたでしょうね。でも今現在、ゴッホが仕事をしていないという人はいないでしょ。彼の仕事は人類にとって重要だったの。」とは妻の言葉である。

「お父さんは普通の人の中では優秀なほうだから、我が家の生活のために「お金を稼ぐ係」仕事をお願いするね。人類のためになる仕事は私が担当するから」と天才の妻の判断により担当が決まった。

最後に

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