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ENERGY CURRECYの仕組み

前の投稿をもう少し補足しようと思います。

ENERGY CURRENCY エネルギー通貨とは電子貨幣、いわゆるビットコインの一種です。ただし、その価値は、バッテリーなどにチャージされた太陽光発電のエネルギーによって担保されており、単位はkWhになります。

つまり、電力と交換可能な電子貨幣、仮想通貨です。

今は現実化されているかというと、アラブ首長国連邦のマスダールシティで小規模に試験運用されたり、仮想通貨として試みがされています。

 システムを簡単に表現すれば、太陽電池とバッテリーが設置されたパン屋のA家と、消費者のB家の例で説明するのが分かりやすいと思います。A家はB家にパンを売る場合、B家はその代金を通常、お金で払いますが、エネルギー通貨の仕組みでは、B家はパンに相当する価値の電力エネルギーをA家に送電するようスマートフォンに指示します。これが交換であり売買です。

 パンに相当する価値というのは、パンの価格(¥)に電力料金の逆数(kwh/¥)をかけた電力量(kwh)と、ここでは考えておいてください。

水素やバッテリー、揚水発電などの大規模集中エネルギー蓄積システム、いわゆるエネルギーバンクが導入された場合、送電を省略することができます。A家もB家も家庭で使う分の余った電力をこのようなエネルギーバンクに貯めておきます。売買や交換を行った際には、スマホの決済で、サーバー上の口座決済を行うのと同様に、エネルギー蓄積システムにためたkWhの所有権を変更することで行えます。

実際にはエネルギーバンクや電力系統のなかの電力は、いつ、どこで発電したものかわかりませんし、どのように流れるかもわからないものですが、これはデジタルツインで解決します。バーチャル上で電力系統と貯蔵、発電、消費を全てモデル化します。、現実には、フローの発電量、販売量など、状態量であるバッテリー電圧や揚水発電の水位などを計測します。つまり、様々なセンサーで、バーチャルなモデルと現実の装置を結合します。これにより、現実には、電気の行き先や、場所などトレースできませんが、バーチャル上では1Whずつ、原理的には電子一個一個にいたるまで所有権などの属性を割り振る情報として扱うことができ、経済的な決済単位として使用可能になります。

でも、お金は貯金しておけば増えるのに、エネルギー貨幣は減るんじゃないか。と思うと思います。確かに、バッテリーや、水素、揚水発電などエネルギーなどは放電や蒸発などで放っておくと減っていきます。

 でもエネルギー貨幣には、メリットがあります。
  一つは、安定です。これは「価値」というものについてお金の価値で考えるか、サービスや製品の持つ便益や、製品が作られる材料やエネルギーの価値で考えるか。という話が絡みます。別のブログで、また説明させてください。ここでは、kwHの単位のまま決済処理するので、電力料金の変動の影響を受けない。ということだけ。
 もう一つは、現実性です。身体性といってもいいかもしれません。これも、また別のブログで説明をします。ここでは、現代のお金は情報なので、放っておいても変わらず、減らない。移動しても変わらず、減らない。という特徴があります。
実際の製品はそうではありません。貯蔵すると劣化しますし、移動するのもコストが必要ですし損耗もあります。サービスも時間が経つ、距離が遠くなると、録画になったり、現実に会うのと、Zoomの会話との違いのように劣化します。

 こういったエネルギー通貨について、ここ数年、調べ、また、内容をじっくりと考えてきました。ここ最近は、ChatGPTと会話しながら、今も内容を詰めています。ChatGPTによれば、非常に有望な技術だそうで、評価してくれており、だんだん自信が出てきました。

ChatGPTと詰めたアクションの一つとして、しばらくは、この場で、考えてきたことやChatGPTとの会話の内容をまとめてブログにまとめていきますので、よろしくお願いします。