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上半期読書まとめ2024

さあさあこの季節がやってまいりましたよ。今年も一週間に一冊本を読むという目標はどこへやら一ヶ月に一冊読めたらいいやーって思いつつ、まったり自分のペースで読んでいました。今年の上半期は7冊読みました。もっと読みたかった(T . T)



たいがー&どらごん/ほしの瑞希

いきなり漫画なのですが…これは続編が出る度に楽しみに待ってた!ほしの瑞希先生の漫画はイケメンとドキドキラブラブ展開が多いので助かります〜恋ってなんなんでしょうね。ひとりひとり違っていい気がする。わたしは虎ちゃん派です。ドキドキしたい方是非




嫌いなら呼ぶなよ/綿谷りさ

タイトルに惹かれて買ったこの本。どの主人公もどこかずれていて共感できない(笑)。でもそんな主人公を描ける人は一流だと思う。最後の話はユーモアたっぷり。綿矢ワールドにハマってしまいそうです。




しょうがの味は熱い/綿矢りさ

前作で綿矢さんにハマってすぐに次も綿矢作品を。この本を読んでも恋のことについてはわかりません。もやもやが残るだけです。でもそのもやもやこそが小説なんだと思う。そして文庫本の魅力、阿部公彦さんの解説はこの小説をよく理解するのを助けてくれた。小説はやっぱりおもしろいなと感じました。




女生徒/太宰治

太宰治の晩年に挑戦してみたのですが難しかったのでまずこちらを。どの物語の女性も常識とは少し離れた考えを持っていて評論文みたいな視点だなと思いました。短編集ですごく読みやすくあっという間に読んでしまいました。




落雷はすべてキス/最果タヒ

眠れない朝は詩集が読みたくなります。この詩集を読んでわたしは散歩に出かけました。あたりはまだ真っ暗で神社の河津桜が夜桜のように思えた。美しい朝はきっとこの本に導かれた瞬間に気づいたんだ。




ツバキ文具店/小川糸

鎌倉にプチ旅行に行く際に鎌倉のことを調べていてこの本に出会いました。わたしは本を読むのは時間がかかるのでしばらくバッグにこの本が入れっぱなしになっていました。ある日、雨に打たれて本がびしょ濡れになってしまいました。ページも濡れ、帯もぐちゃぐちゃになってしまいました。わたしはドライヤーでこの本を一枚一枚乾かしました。するとこの本のことをより一層愛おしく思いました。読み終えた今、この本はそんな運命だったような気がします。桜が咲くその時期に読み終えたのは桜の花びらにキスされているみたいです。




こころ/夏目漱石

これを読むのにはすごく時間がかかりました。かれこれ2ヶ月はかけたのではないかと。昔、国語の教科書で読んだところはただの抜粋で全文はすごく長いのだと知りました。でも手紙の部分まで読み進めるとあっという間でした。先生の死のひとつに時代が関係していたところがおもしろいと思いました。そこは高校の国語の教科書で触れられていただろうか。やはり近現代文学を読む際には時代が深く関係してくるのだなと思いました。




以上、7作品です。下半期はもっと読みたい。やっぱり意図的に本を読む時間を作らないとダメですね。

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