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アート独り言。(けろけろけろっぴIncident)

昨日も今日も雪。
朝からお気に入りの子(雪の結晶)を探すも、上手く撮れず。すぐに溶けてしまうし、寒さで手が上手く動かない。

ちょうど3年前、滝が凍る氷瀑を撮影した。過酷な先には美しいものが存在する。

この頃の体力は凄かったかもしれない。

さて。
けろけろけろっぴ事件のお話。
ご存知の方いるだろうか。

先日、表現者を守る著作権について研修があった。その時の裁判事例としてあげられていた。

「わたしの描いた蛙の絵の著作権侵害ではないですか?」

けろけろけろっぴ事件とは、あるアーティストが自分の作品を盗作したのではないかとサンリオを訴えた事件。

判決では、盗作ではないと判断。
かえるを擬人化するアイデアそのもの自体が著作権侵害にはならない事、絵を比較しても類似性が認められない等。

絵をみると、確かに似てなくもないのだが。
詳しくはこちらをどうぞ↓🐸

このように、似てしまう事が致し方ないが、表現者として気を付けなければならない。

「そんな事言って、映画とかパ◯リいっぱいあるんじゃないの?」

そう。かくいう私も「オマージュ」として制作したものがある。
映画に関してはまた別の著作権などが多数存在するらしいが、オマージュ元に対するリスペクトや、自分の完全オリジナルではない事を表明すれば大丈夫だという事だった。
(この記事を読まれた方はキル・ビルを必ず観てください。)

コミケでのグッズ販売やコスプレなども許可を制作会社に取っていない方もいるようだが、アニメ会社にとっては人気に拍車をかけてくれるメリットとして容認しているとの事だった。(制作者、制作会社によって違うので注意。そして、感謝やリスペクトは忘れずに)

しかし。
他人の写真や絵をトレースしたり、再構築しておきながら自分の作品であると主張し、更に販売するとなったら、これは完全なるNG。

そもそも、アーティストはそんなことはしない。自分が心血注いで制作した作品を他人に勝手に使われた上、販売までされたら悲しい。

先日の研修では、まずはオリジナル元に許可を取りましょう。それが出来てなくてトラブルになる事が大半。そして、使われたら困ると言われることはほとんどないという話だった。まあ、許可取るのは当たり前の事だけれど。

障がいにより、自分の意志が伝える事の出来ないアーティストの作品をよかれと思って製品化したりすることも勝手にやってはいけない。

先日のトレパク事件を見て、熟成させてから書きました。(その割にまとまっていない)

左:映画キル・ビルより 右 SUKIYAKI GIRL No.2

To friends who cooperated in the production
Thank you very much.

To the movie director Tarantino
Thank you for paying homage.I respected the work and produced it.

※この作品は、映画予告編を制作する、といった目的で制作したものであり、収益は発生しません。権利は私のものではないので上映することは出来ません。上記英文はAI翻訳です。

おわり

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