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なにかが、おかしい ⑫

一昨日、

うちの学校、「熱中症アラート」が出たら休校にすると言ってます。

と、高校生が言い出した。

は?

と、一瞬、返事に詰まったけれど

それだったら、暑い間を長い夏休みにして、普段は土曜日も学校ありにすればいいのに。

と、応えた。

高校留学当時、テキサス州では年間で学校に行くべき日数が決まっていて、それ+数日で年間の予定が組まれていた。天候、天災などで学校が休校になって日数が足らない場合、夏休み開始が遅れる形をとっていた。

ハリケーンや寒さでお休みになったとき、ホストマザーだったか先生だったかにそう聞いた。

合理的だと思った。

そして、アメリカの高校で、学校行事のために丸1日授業なしということも、授業中に準備をしたという記憶もない。

学校以外では、自分の時間がきちんととれた。

クラブ活動費のために空き缶集めや車の窓ふきをしたり、ビンゴなどの週末の活動もあったのだけれど、、、多分、全員強制参加というのがほとんどなかったのだと思う。

一方で、日本の学校はクラブや行事のために拘束時間が長いと思う。私には「みんな」縛りが苦痛だった。

私はアメリカの学校制度の方が性に合っているというだけで、それがベストだとも思わないけれど、

熱中症アラートだけではなく、天候の影響などでの休校も増えている昨今、学校の在り方を抜本的に考え直す必要があるのではないかと思うことが多い。

一昨日、この話をし始めた生徒とも少し話をした。

朝の授業開始時間を早くしたり
午前中で授業を終えたり
途中昼寝の時間を設けて、夕方また再開するのもいいかもしれない。

また、夏休みを長くすれば、その間に海外留学だってできるし、海外まで行かなくても別の地域のサマースクールに参加することもできる。

・・・すると、高校生が

でも、今でも高校2年生、3年生は土曜日に模試で学校行くんですよね。それを日曜日にされると高校生のお休みがなくなります。

と、苦笑していた。

「そもそも、そんなに模試を受ける必要があるのか?厳選して、受けるか受けないか選べるようにすればいいんじゃない?」

というと、彼女はまた苦笑していた。

子どもたちの心身の健全な成長のために、白黒、1か100の考え方ではなく、柔軟に知恵を出し合う社会であってほしいと願わずにはいられない。

夏休みは名ばかりで毎日学校に行かなければならない学校も多いのだけれど、、、

熱中症アラートで休校とはーーー💦


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