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この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ
2024年が始まって半分が終わった。 残りの半分が始まっている。 寺子屋の授業は、今日スタートする。 今週末まで期末試験がいくつかの学校であり、その対応に追われる。 新しい生徒も入ってくる。 そうこうしているうちに、夏休みも始まる。今年は・・・ 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトが待っている。 しっかりと準備をしたい。 今のところ、お申込みは寺子屋生とそのご兄弟姉妹が主流。そして、寺子屋生のお友だちが興味を示してくれているというお話を聞いたり、お問合せをいただ
2024年が半分終わる。 何もしていないようで、多くを成し遂げつつある気もしている。 ただ、することが多すぎて私の生活環境が荒れてきたので、下半期は整理をしっかりとする半年にしたいと思っている。 仕事の面では2024年度ー チャレンジの1年としての3か月が過ぎた。 過去最低の生徒数で始まった4月ー それでも、過去一番と言っても良いほど楽しく、心穏やかにはじめられる生徒たちに囲まれて、25年目にして初めての幸せな学年度の始まりだった。 年々、日々のストレスを直接ぶ
令和7年度に改訂される教科書の展示を見に、新しくなった松阪市松阪図書館に初めて足を踏み入れた。 私は、幼い頃から、図書館、図書室が苦手だ。なので、展示だけは、じっくり見て、さっさと帰ってきてしまったけれど・・・。 アンケートがあったので少しだけ意見を書いてきた。 今の教科書は中途半端な大きさで、少し重いだけではなく、カラフルで、挿絵ーイラストもとても柔らかく大衆化されていて、見る度、違和感いっぱいなのだけれど、その方向がますます進んでいる気がして、ため息がでた。 それ
クラウドファンディングを始めて、4日ほどが過ぎた。 そのとき頭にあった夏休みのプロジェクトの話を、一時帰国中の幼馴染に話したら、インドで食事代を募って成功している例などを挙げて、 クラウドファンディングを勧められた。 カルマー自分の今の行動が将来に影響を与えるーという考えの定着している国ならではの考え方もあるのだろうけれど、 ある意味、私がずっと若者たちにしてきたことの根底にある考え方でもあり、父と私の教育の在り方の理想でもあったので、スタッフとも相談してクラウドファ
松阪市の市立中学校は、2学期制を採用している。 そのため、新年度の最初の定期試験は6月前半。 今週、試験の返却が少しずつ行われている。 寺子屋かめいは英語塾だけれど、数学の講座も開講している。作文講座もある。小学生には算数や国語の講座も提供している。 学習は、各科目だけで完結するわけではない。 だから、多くの生徒が自主的に(ときどき義務感で)5教科のテストを見せてくれる。 解答を見ながら、いろんな話をして 考え方や覚え方、勉強への臨み方のヒントに気づいてくれればと願
この月曜日、寺子屋生に向けてのてらこや新聞の発送が完了した。 定休日2日とも郵便局に出かけ、他の郵送方法を本気で考えたくなった。 最近どこに行っても感じることだけれど 窓口の人がきちんと質問を聞いてくれない、答えてくれない。 疑問を持つこと自体がクレームなのか?と思うことが多い。 今回は「夏休み子どもの居場所プロジェクト2024」のお知らせや申込書を入れたために、分厚い封書となった。 土曜日の夜に出来上がったけれど、切手が足らないだろうと日曜日に郵便局に行った。朝
先週から、ご案内を始めている 「夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024」 ようやく、寺子屋生向けの「てらこや新聞 初夏号」の発送が済み、いろいろな問い合わせに対応することになる。 今年は「チャレンジ」ということもあり、料金も、講座のオプションも、活動も手探りだ。 でも、私たちの思いは熱いー 友だちに話したら、 「また、そんな、大変なことを」 と、言われた。でも、 大変かどうかはしてみないとわからない。 大概、大変だと思うことは、してみたら思っていたほど
小学生 夏の居場所 学童の問題点の前に、家庭学習の在り方が変になっているー と、感じたのは、もっと前・・・。 宿題の添削を親がする 音読を親に聞いてもらう・・・など、 当然のように 親御さんが宿題に関わるのが義務のようになっていることに気が付いたとき 私は、恐怖で震えたー というか、私が今の小学生だったら、、、 と、考えたら恐ろしくなった。 また、 それが、子どもたちの勉強が他人事のような態度を作り出している、 そう思った。 必死なのは親御さんで 子どもた
今月32歳になる甥っ子が寺子屋生だったとき、三重県で東大進学者が一番多いと言われている中高一貫校の生徒が、彼のクラスに入った。 勉強に対する姿勢が 「さすがだわ。見習って。」 と、甥っ子たちに言うと 松阪の県立の自称進学校に通う甥っ子と彼の同級生が口をそろえて 「あいつ、クラブしとんの?」 と、言い出した。 ソフトテニス部と野球部に所属していた2人の発言に ーはぃ? 君らは自転車で10~15分で行ける学校に通い、彼は、電車を乗り継いで往復2時間かかる学校に
来週、初めての定期試験に臨む中学1年生たちに 「問題は、点数ではなく、自分たちがどれだけわかっていて、わかっていないのか。そして、どれだけわかっていなきゃいけないのに、わかっていなかったのか。それをきちんと確認して、次につなげるのであれば、私は点数にはこだわらない。点数はどうでもいい。」 「でも、テストに臨むときは、100点を目指すつもりで、3秒前の自分はもう今の自分とは違う人、だから『間違っているかもしれない』と思って、確認、見直しを怠らないでほしい。」 と、伝えると
毎回、長期休暇になると宿題を最後に残してしまい、最後にバタバタする、ある生徒が、たしか、高校1年生だった冬休み、寺子屋の開いている日には自習に来て宿題をせっせと終わらせていた。 そして、1月6日に「今回は、宿題、間に合いそう?」と、聞くと・・・ 「明日、1日あれば間に合います。」 と、言って帰っていった。 そして、翌日、寺子屋にやってきたときに 「終わった?」と声をかけると・・・ 「学校、今日からだったんです」 という意外な返事が・・・ 「はいぃ?」・・・「え
昨日、小学校の先生をしている卒業生と食事に行った。 小学生のときから寺子屋に通ってくれ、地元の大学の教育学部に通いながらアシスタントとしてお手伝いをしてくれた現在30代半ばの卒業生だ。 彼は、今苦しい現状にありながら、愚痴で終わらせず、何か糸口見つけるきっかけを探したいという姿勢があって、その様子に感心しながらも、今、学校の抱える問題の大きさをまた思い知らされた気がした。 そして、話しながら、彼ができることをすることは、もはや硬直してしまった学校の運営の中では彼を苦しめ
昨日、県立高校前期選抜の結果が出て、今年の高校受験生の進路は最初から後期まで粘る予定の1名を除いて決まった。 中学受験、高校受験、大学受験ー3つの受験の中で、私にとって毎年、一番悩ましく、不可解なのが「高校受験」だ。 受験に対する「一大事」のような大人の対応は、私にとって全部不可解だけれど、高校受験ほど悩ましいものはない。 他の地域はわからないけれど、松阪地区では、中学3年生の3学期がどんどん、おかしなことになっている。 松阪市では、1月10日すぎから中学3年生の学年