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海の駅松島特派員

海士町に来て早3ヶ月。20年近くも生きているのに、これまでを振り返ると早く感じてしまう。そして、20年近く生きて何度も新しい人に出会い、新しい場所に飛び込んでるはずなのに毎回ちょっと悩む。でも、この感覚が僕は好きだ。毎回ちょっと悩むのに、楽しい気持ちが勝つ。この感覚も憎めなくて好き。

校舎からの景色

さて、やっとこの変な題名に触れる。僕は島食の寺子屋で和食を学んでいるが、休みの日は授業でもお世話になっている漁師さんのところでお手伝いをしている。お手伝いをさせてもらっている場所が、「海の家松島」ということだ。

大体、2週間に1〜2回のペースで行くようにしている。作業内容は主に牡蠣の処理だが、定置網や昆布漁など様々な作業を体験させてもらっている。

定置網や昆布漁では初めて漁船に乗ったり、魚を獲って帰ってると寄ってくるカモメやトンビに小魚を投げてキャッチさせたり、、、今まで市場すら行ったことのない自分には、どれも新鮮で驚きの連続だ。そして、途中の休憩で従業員の皆さんと囲んでお茶するのも楽しみのひととき。

休日に生産者さんのお手伝いに行くことは、寺子屋への入塾が決まり島に来る前から自分の中で決めていたことでもある。というのも、島で和食を学べるこの環境で全力で学びたい、学ぶべきだと考えた結果、学校だけではなく自分で考え積極的に生産者の人や生産現場と関わっていくことが大事だと思ったからだ。

来島前に決めていたことをこの3ヶ月で出来たので、これからも続けていきたい。


(文:島食の寺子屋生徒 上野)