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オルタナティブスクール代表にファンドレイジング伴走支援を受けた感想をお聞きしました

寄付金や助成金を集めたいNPO団体などを対象に、講座や伴走支援を実施している、TERA Energyファンドレイジングプロジェクト
2023年夏からスタートしています。

今日はこれまで開催した講座全3回にご参加いただき、個別伴走支援も受けられた団体の「NPO法人 学び舎ヒノワ(陽の環)」の小泉明子代表にインタビューを行いました

テラエナジーのファンドレイジングプロジェクトが気になっているけどどんな感じ?という方はぜひお読みください!
(インタビュアー:テラエナジーほっと資産団体担当 山中はるな)


ヒノワさんでいただいたカレーが美味しかったです

山中
本日はお忙しいところありがとうございます。まず初めに、ヒノワさんのことを簡単にご紹介ください。

小泉
自然豊かな宮崎県延岡市北浦町でオルタナティブスクール「学び舎ヒノワ」を運営しています。令和5年6月にNPO法人陽の環として法人化しました。
主な活動として、不登校、苦登校、自由登校の子どもたちやその保護者の方々の支援をしています。
休日には、自然体験や安全な食や農に関するイベントをするなど、年齢制限のない学び舎、地域のコミュニティを目指しています。

山中
テラエナジーと繋がったキッカケも教えていただけますか?

小泉
助成金で困っている時に、地元でファンドレイザーをされている山中はるなさんをヒノワのサポーターの方からお繋ぎいただき、テラエナジーと出会うことになりました。そして、山中さんがヒノワまで実際にきてくださって、活動のことや抱えている課題をお話ししましたよね。

山中
あれは衝撃でした。ヒノワさんの存在は知っていたのですが実際に訪れてみて、子どもが本当にのびのびとリラックスして自然の中で過ごしている様子や、そこに鶏とかヤギがいて、空にはトンビが飛んでて・・・。昔話みたいな、豊かな世界だなぁとびっくりしました。
あと、昼食に出していただいた子どもの手作りカレーも美味しかったです!

ヒノワさんのヤギくん。いつも臨戦的。「やったるでムード」が写真からも伝わってくる

小泉
ご飯は子どもたちが毎食大人と協力しながら自分たちで作るんです。大人数だけどお米や水を計算して測って、美味しく作ってくれます。

山中
ヒノワさんのインスタで読みました!
そうやって実学として算数を身につけるのっていいですよね。


ファンドレイジング講座に参加して「寄付に対する考え方がだんだん変わってきた」

山中
小泉さんは、テラエナジーのファンドレイジング講座の第一回目からご参加いただいたと思うのですが、実際に参加されていかがでしたか?

小泉
まず、ファンドレイザーの方がみなさんフレンドリーで非常に話しやすい感じの方々でした。コンサルというと優秀でちょっと恐れ多いイメージがあったので、安心しました。笑
活動も3年目でご寄付をいただくこともあるにはあったのですが、寄付金というものに対する理解が甘かったなと思います。
今までは「寄付をください」ということに躊躇いというか、相手にお願いする「申し訳なさ」みたいなものがありました。
でも、自分が個人的に使うために寄付を頂くわけではないし、寄付というのは「共感するけど自分は手を動かすことができないので、応援したい」という気持ちの表現という話を聞いて、寄付に対する考え方がだんだん変わってきました。

伴走支援をうけて「寄付のお願いをしっかりと伝えられるようになった」

山中
小泉さんは1回目の講座の直後に、個別相談の申し込みを送ってくださっていました。
テラエナジーの寄付先団体の「ほっと資産団体」は3回まで無料でファンドレイザーの伴走支援(コンサルティング)を受けていただけます。
実際に受けられていかがでしたか?

小泉
とても良かったです。一番有り難かったのは、誰に相談しても返事が返ってこなかった問題について、しっかり向き合って答えてもらえたことですね。
ヒノワを担当してくださったファンドレイザーの大野祐一さんは、自分の団体の事務局長をされているのですが、私の先を走っておられるからこそ、言葉足らずの私がしっかり伝えられなくてもちゃんと理解してくださる。
そんな感覚がとても心強かったです。

伴走支援の1コマ。楽しそう

山中
具体的な行動の変化はありましたか?

小泉
最近、地元のPTAの役員会でヒノワについてお話しする機会がありました。そこでも、しっかり寄付のお願いができて、お一人の方が年間会員になってくださりました。
今までだったらはっきり言えなかったと思いますが、今では30秒くらいしか時間がなくても、どんなことで具体的に困っていてどのくらいご寄付をいただきたいのか、しっかり話せるようになりましたね。

PTAの大会のようす

山中
それは今後につながる大きな変化ですね!

小泉
ほんまに!
あとは、テラエナジーのファンドレイジング講座は、ほっと資産団体は何名でも無料で参加できるので、メンバーと一緒に参加できるのがとても良かったです。

私が手伝って欲しい仕事や苦手なことを自分で認識したり、伝えたりするのがとても苦手なことがあって、周りの方々に「手伝うよ」と言っていただいているのに、上手に仕事をお願いできない状態が続いていました。

そんな中、メンバーと一緒に講座を受けたり、個別相談の場に参加してもらうことで、メンバーから「私この資料作成してみますね」と、ずっと作りたかった「ヒノワしんぶん」を作ってくれたり、寄付のお願いの資料を他団体のものを参考にパッと作ってくれたりと、とても助かっています。

出来上がったしんぶんを、日頃から気にかけていただきながらも、何をしているのか伝えきれていなかった地元の方々にお渡しでき、こんなにいい活動をしてるのなら協力するよ、という声かけをいただいています。
即、魚や干物の差し入れが届きました!

山中
お魚いいなぁ!
代表だけや担当者だけでなく、メンバーの方も一緒に学んで知識を揃えることで、話しやすくなったり、必要なものが何か共通認識ができたってことですかね。

小泉
そうですね。あとね、個別相談の場面で印象的だったのは、私が2〜3時間かかる作業を、ファンドレイザーの大野さんが「僕なら5分でできます」とササッと魔法のようにしてくれるのをみて、「これは自分でやらず、税理士さんにお願いしよう」と、早々に諦めをつけてお願いすることができました。笑
自分の向き不向きを客観的に認識して、得意なこと・やるべきことに注力できる仕組みづくりが進んだ感じです。

山中
他には何か変化ありましたか?

小泉
寄付以外でも、いろんな人に図々しくお願いできるようになりました。(笑)
自分のためではなく、ヒノワに通う子どもや保護者の方のために、ご協力いただきたいなと思った方に積極的に話しかけ、共感いただける場面を作ったり、ダメ元で一回聞いてみる、ということができるようになりました。
今は、地域で教育に携わっている、官と民の人たちがラフに情報交換をできる場を作る準備をしています。仕組みや場を作るのが上手な官と、ソフトを運営したりサービスを開発するのが上手な民、それぞれが連携したらお互い補い合っていい動きができるようになると思うんですよね。
それをゆるやかにお酒を飲みながら話せる場が作れたらいいなぁと思います。

山中
いい取り組みになりそうですね。
最後に質問なんですが、テラエナジーのファンドレイジングプロジェクトのおすすめポイントをつけるとしたら何点ですか?

小泉
そうですね〜。私がまだ見えてないところを考慮して8点かな。
でも、困っている人がいたら勧めると思うのでやっぱり10点で!

山中
わーうれしい。大野さんにも伝えておきます。笑
本日はありがとうございました!



ここまでお読みいただきありがとうございました。
次のファンドレイジング講座は2024年4月17日(水)です。
資金調達に悩みを持つ非営利団体の方、ぜひご参加ください!

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