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介護事業者のためのExcel VBA入門①~プログラミングとは?~

はじめます。

介護事業者のための、「ExcelVBA入門講座」

なぜ、この講座をシェアするのか

介護事業者は「IT化」が進んでいない業界です。

私は、元SEという経歴を活かし、介護事業所の「手書きオペレーション」を自動化してきました。

とはいっても、大きなサーバを導入したり、タブレット端末を使用したソリューションを導入したり、大それたことをしたわけではありません。

どのパソコンにも入っている「Excel」のプログラミングの機能である「VBA」を使って、普段行っていた手書きオペレーションを「自動化」しました。

最近はプログラミング学習ブームで、Pythonを筆頭に、Go、Ruby、PHP、java、、etcと、IT以外の業界の方でも、耳にすることが多くなってたのではないでしょうか。

しかし、そんな難しい言語の取得や、環境を用意しなくとも、小規模の事業所であれば「Excel」というデータベースと「VBA」をかけ合わせれば、業務を大幅に効率化することができます。

Webシステムとは違い、必要なのは、パソコンとExcel、これだけです。

その費用対効果は抜群で、自分自身がプログラミングを習得してしまえば、高いお金を払ってシステム導入する必要はありません。

ExcelVBAを使ってプログラミングの原則と、具体的手法を覚えてしまえば、「自動化」の醍醐味を知っていただくことができると信じています。

重要なのは、「流行り」ではありません。IT企業が作り出す、ブームに惑わされてはいけません!笑

VBAは強力なツールです。

VBAを活用できる人が増え、少しでも現場業務に役立てていただけたら、これ以上の喜びはありません。

想定する対象者

この講座の対象者は「Excelの基本的な仕組みを知っていること」とします。

プログラミング経験はまったくなし、でも大丈夫です。

Excelの「ブック」「シート」「セル」と聞いて、イメージができる、さらに、Excelを普段業務で使っている方であれば、この講座を見ながら、VBAを体得できることを思います。

VBAができること

まず、「VBA」のできること、を具体的に見て、イメージをつけていただきたいと思います。(まだ「ソースコード」はまだ登場しませんのでご安心ください。)

①「ボタン」「ダイアログ」を配置し、プログラムを起動できる

→ボタンを付けることで、見た目が「アプリケーション」っぽくできます。

それに加え、「Excel」がつかえない現場職員でも、「ボタンを押すだけ」なら作業できます。(「Webアプリケーション」を使って、個人情報を入力→ボタンを押すなどのオペレーションをしているはず、その感覚で「仕事」ができてしまいます。)

ボタンとは、こんなやつです↓

ダイアログとはこんなやつです↓(OK、NOのほか、テキスト(文字)を入力したり、ファイル選択もできます)

②「繰り返し処理」ができる

③セル、シート、ブック、の追加、削除、コピー

④ファイルを開く/閉じる

⑤値の入力ができる(値は、編集や計算ができる、関数も使用できる)

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、①「ボタン/ダイアログ」②繰り返し処理以外の③④⑤は、普段、「Excel」を操作しているときに、「手」でやっていること、ですよね。

「③④⑤」をExcelVBAで「自動化する」ことで処理を高速化する、さらに①②の機能を使ってそれを「アプリケーション化」することで、同じ作業を誰でも、繰り返しできるようにする、これが現場の事務業務に、大きなレバレッジを生み出します。

具体的なイメージとしては、マスターデータから、日々のスケジュールを抜き出し、日程表を作る、また送迎表を作る、などの作業を自動化することができます。

予定が変わった時などは、マスターデータを更新して、再度プログラムを起動すれば、最新のマスターデータから、新しい日程表、送迎表を1秒もかからずに作成することができます。

→VBA、プログラミングの良い点は、「マスターデータ」と、日々のオペレーション用の「表」を完全に同期することができる→手写しによるミスを無くすことができます。

次回は、VBAの前に、プログラミングについて簡単に紹介し、原則的な考え方を抑えてかから、VBAのプログラミングの説明に入っていきたいと思います。

まとめ

ExcelVBAを使ったときに得られる効果

①業務を「アプリケーション化」することで、みんなが作業できる

②自動化することで高速化できる

③マスターデータとの完全同期できる(ミスの軽減)

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#エッセイ

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