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夫の上司2人と、夫の同僚と、4人でごはんに行くの巻。

入籍前のある日、とある事件が起きました。

夫がお世話になっているという会社の上司の方が、結婚をお祝いしよう! ということで、わたしも含めてご飯に誘って下さったんです。

どんな方とお仕事をしているんだろう? 
仕事場でどういう存在なんだろう? 
普段の勤務態度とか、聞いちゃおうかな?

いよいよ結婚するんだという実感とともに、妄想が広がります。数日前には、当日にお渡しするお土産も買いまして。準備万端。

そして、迎えた当日の朝。
夫がこんなことを言いました。

「ちょっと熱っぽいかも……」

ま、マジかよ!!!!!

熱を測ると、37度いかないかくらいでした。インフル特有の関節の痛みも聞いてみたけど、ないと。軽い風邪か? 疲れが出たか? 予防注射も打ったと言っていたから、インフルではない気がするけど……

そして、夕方。いや、もはや夜。
食事会開始の2時間前くらいだったでしょうか? ちょっと早めに家を出て、食事会のお店を向かっているところだったかと。

一通のLINEが入った。

「今日、オレ抜きでもよかったりする……?(汗)」

よ、よくねーーーーー!!!!!
いいわけ、ねえだろーーーーー!!!!!

いや、来てもらわなければ困るよ! どんな態度で、どんな話をすればいいんだよ! ましてや、わたしは人見知りなんだ(汗)

とはいえ、体調が悪いと言っている人に、無理をさせて食事会に行かせたくない…… もしコロナやインフルが陽性で、上司さんに、上司さんからご家族に、うつしてしまうなんてことになったら、大事件だ!!!

頭の中で、突如、大運動会が開催。「来てくれ」組と「来なくていいよ」組が、見事な接戦を繰り広げていたのです。

すると、夫から電話が。

「体調が悪い。うつしても嫌だから、自分は欠席したい。でも、直前すぎてお店はキャンセルできないみたい。申し訳ないけど、1人で行ってきてくれない?ごめん……」

…………ぐ、ぐはああ!!!

結果、夫(になる予定の人)の上司お二人と、急遽、夫の穴を埋めるために駆けつけてくれた同僚さんと4人で、ご飯に行ったのでした。

びっくりだったし、この経験は1回でいいかなと思う。でも、「これが結婚するってことか」って感じることができて、体験できてよかったなと思ったんですよね。月並みなんだけどさ。

体調不良はしょうがないし、いくら計画をしていても、それ通りにいかないことが、これからもたくさん出てくるんでしょう。それを力を合わせて乗り越えていくことこそ、一緒に生きていくってことなんだろうな。

さらには、自分がいない中で、自分の上司に会わせるって、怖いですよね? 何を言われるかわからんわけだし。そう考えると、最上級に信頼してくれていたからこそ、成し得た彼の、苦渋の決断だったのかもしれません。

信頼関係を築くこと。
不測の事態を、一緒に乗り越えていくこと。

これこそが、結婚をするってこと。一緒に生きていくってこと。
なのかな。

「一緒に生きていく」とだけ聞くと、キラキラした世界が思い浮かぶけど、現実はもっと、深い部分にあるのかもしれませんね。

ロンドンでは何が起こるのか……  ドキドキ。

ほな、また。

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