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世の男性諸君に、物申す。
相手のためにしたことも、すべては自分の意思でしたこと。
相手に見返りを求めてはいけない。
夫さんがロンドンに飛び立ってしまうまでの短期間に、なんとかして相手のことを知らなければ! 距離を詰めなければ! という使命感に駆られ、とにかく全力でがんばった。
がんばりまくった結果、得た教訓がこれだった。
もちろん、大事な学びだったし、これからも、常に肝に銘じておかなければいけないことだなと思っています。
が、しかしだ。
この教訓の奥底に眠っていることについて、思うことがあるのだ。
ちょっと勇気がいるのだけど、書いてみたいと思う。
そもそも、わたしが「がんばっているのは自分だけでは? わたしはこんなにもがんばっているのに、夫さんは何もしてくれないんだろう……」と思ってしまった根本には、相手から「ありがとう」と言われたかったという思いがある。
「(洗濯してくれたんだ)ありがとう。」
「(料理作ってくれて)ありがとう。」
「(洗い物してくれて)ありがとう。」
わたしは、たった一言。
このたった一言が、聞きたかっただけなんです。
別に、料理をするのはいいし、美味しいと言って食べてくれればすごく嬉しい。洗濯だって洗い物だって、時間があればやるさ。
でも、だ。
家事は女子がやるものと、相場が決まっているわけではない。同じく働き、労働の義務を果たしているんだ。一緒に暮らしている空間の中で発生する家事は、すべて2人のものなはず。
それをやってもらったんだから、「ありがとう」くらいねえ。言ってくれても、いいじゃんね?
わたしはこの一言さえ聞けたら、「ああ、やってよかった。この人のためにやってあげよう」と、思えたと思うんです。「がんばっているのは自分だけでは? わたしはこんなにもがんばっているのに、夫さんは何もしてくれないんだろう……」なんて、考えなかったと思うんだ。
ということで、本日の議題。
男の人って、どうして「ありがとう」を言えないんだ!!!!!!!!!
なぜなんでしょう?
たった5文字。たった5文字よ?
こういう話を女子仲間にすると、ほぼ百発百中で「ほんと、それ!」と言われるから、こう感じたことがある女性は、多いのではないかと思います。もちろん、全員ではないことは百も承知だし、個人的な意見ですけどね。
相手に対して「お前は何もしていない」と思っているわけじゃないし、そういうことを言いたいわけではありません! そこだけは勘違いしないでください。男性だって男性なりに、こちらを思っているだろうし、大切にしてくれてるんだと思う。ただ、
「言わなくても伝わってるでしょ?」
「もちろん、いつも心からありがとうって思ってるよ」
もしも! 「ありがとう」って言葉に対して、こういう思いを持たれているならば、それは違うかな? と。
言葉にしなければ、行動にしなければ、相手には伝わりませんよね。心で思っているだけでは、相手にとってそれは、この世に存在しないのと同じなんだ、悲しいかな。
日々の感謝がなければ乗り越えられない壁。日常生活には、たくさんあるもんですね。
世の男性諸君よ。
あなた方の「ありがとう」ってたった5文字だけで、救える世界があるかもしれませんよ?
ちなみにわたしは、このままではいけないと思ったので、素直に思いを伝える話し合いをしました。結果、すごく意識をしてくれていて、とてもありがたいです。
なかなかできなくても、いいんだよ。ちゃんと話を聞いてくれて、改善しようとしてくれるだけで、まずは一つ、救われるんだ。
ほな、また。
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