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集客0の恐怖と孤独

今ではいろんなボドゲ仲間と知り合えてありがたいことに固定客もつくようになりボードゲームイベンターを始めたときと比べてだいぶ安定して集客できるようになりましたが始めた当初は集客0人のときもありました。そのときは個人でイベント告知して京都のイエローサブマリンというボードゲームショップでイベント開催しましたがお客さんは一切来ずに1日終了しました。この黒歴史を刻んだ後に僕は本格的にボードゲームイベンターとしての活動が始まりました。

ボードゲーム始めたてのときは「まちなかゲーム会」というボードゲームオープン会によく遊びに行っていたのですが主催のハチさんが唐突に主催をやらないかという誘いを受けた僕は暇を持て余していたので何も考えずに了承しました。たいしてボードゲームで遊んだことがない人間がいきなりボドゲイベントの主催をやったところで説得力がありません。遊んだ作品も少なかったのでルール説明できる作品も限られていますが副主催のマサさんに助けられながら場数を踏んで今ではようやくボドゲ初見者の方には円滑に作品を紹介できる知識までもってきました。

集客0の経験は他にもあり今年2020年1月にボードゲームカフェ「comedy」という所で月曜日と木曜日だけ店長代理で店員をしていますがまったく集客ができておらず開店して客が0人のときが3回ほどありました。実際にお店の店員をやってみて自分がいかに何者でもない存在かを痛感させられました。やってみてわかりましたがこのお店は店長であるオコメさんありきで成り立っているのでいきなり現れた得体の知れないおっさんが店員になった所でそりゃ客は来ません。理由はいろいろありますが何よりお店にある作品を2割も把握していないので来るお客さんの要望に答えられないのは僕の力不足。月木以外のオコメさんがいるときはちゃんと人が来ているのでこればかりは言い訳ができません。

正攻法では勝てずお店にある作品を全て把握するには時間がかかりすぎるので現在は自分が知っている専門イベントを開催するときだけお店を開けさせてもらうようになりました。僕は自分が好きなことしかイベント化ができないので最初にやったのは「Dixit会」。Dixitだけに特化した専門イベントで日本で1番この作品を楽しめるようにするため対Dixitカードの専用スタンドを用意してやってみたら好評につき6月に開催したDixit会では参加者12名満席で開催させてもらうことができました。

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結果論かもしれませんが自分が本当に好きなことで熱狂しながら取り組んだことをコンテンツ化できれば人はそれに共感してくれます。自分ができる事を見定めるのも大事ですが自分が何ができないかも明解にすることも大事と考えています。僕はオコメさんのように幅広い知見を持ってマルチに対応できるゼネラリストではないことを店員をしてみてようやくわかりました。。ボドゲカフェの店員をやる前は少なからず自信はありましたが現場に立ってみると自分の知識や技術、対応力のなさを痛いほど痛感しました。正直凹みましたがおかげで自分の強みを模索するきっかけを持ちました。この凹みがなければ僕がこんなにもDixitが好きであることにも気付けていなかったので何事もとりまやってみる精神で今後も活動していきたいですね。凹みたくはないけど。

集客0を経験することにより良くも悪くも諦めがつきます。習慣化できることは習慣化したほうがいいですが続けることだけが美徳とも思ってません。とりまやってみて無理と思えば潔く諦めて次の作戦を実行する。人によっては通常営業も続けた方がいいという方もいるかもしれませんが僕は自分が勝てると思う土俵だけで勝負していきたいです。

ボードゲームイベントを開催する上で課題となるのが「集客」です。あたりまえの事ですが人がいなくてはボードゲームは成り立ちません。100回以上イベントをやってきて人が足を運ぶ要素として

・イベントの認知
・誰がいるか
・安心と快適
・立地条件

大きくはこの要素が満たせているかで人は足を運んでくれます。まちなかゲーム会を引き継いだときは僕のTwitterのフォロワーは38人くらいでした。影響力は乏しく僕だけの発信ではリーチする人達は限られてしまいますが前主催のハチさんや副主催のマサさんにイベント告知をリツイートで拡散してもらい数を重ねるにつれて今ではいろんなボドゲ仲間と知り合える事ができました。

現在でイベントを主催してみたい人も中にはいると思いますが僕と同じ失敗や苦労は避けてほしいです。もっと効率的に手早く形にできる方法はあるので経験則で抑えたいことは

・いろんなコミュニティに顔をつっこむ
・Twitter
・できれば2人以上
・単純に手数とスピード

安定した集客が見込めた理由としてまちなかゲーム会以外の発信源があったことです。僕は毎週金曜日の夜にに京都九条湯という銭湯でボードゲーム会を開催してきたのでまちなかゲーム会のボドゲ会をやれば九条湯で知り合った人も遊びに来てくれます。逆に京都九条湯でボドゲ会をやればまちなかゲーム会で知り合ったお客さんも遊びに来てくれる事もあります。各発信源で知り合えた人が相互に足を運んでくれたおかげで今では集客0ということはなくなりました。Twitterもイベント告知をしながらほぼほぼ毎日ツイートするようになり3年も続けているとありがたいことにフォロワーも増えてきたので今後もボドゲに飽きるまでは続けたいですね。

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