53歳教習所日記その1

みなさま、はじめまして!首藤晃志(しゅとうこうし)と申します。

53歳、無職、ミュージシャン、でございます。うさんくさいなと皆様感じられる事、よく分かります。現在に至るまでのドラマは後々お話させて頂く事と致しまして、これからわたくしの50代からのハッピーロード(であれ)を皆様にお届けしていけたらなと思います。

何はともあれ私の人生に一つ足りなかったものは「運転免許」でした。今までこんなに痛切に思う事はなかった。18歳から今に至るまで心の底から「必要だ!」と思ったことが無かったんです。

楽器はアルトサックス。肩に背負えます。

ライブ終われば打ち上げ隊長。始発で見知らぬ駅・・・。

大抵の買い物はママチャリで運搬。当時大きなプリンターを買って帰るとき駐輪場のおじさんが敬礼してくれたことがあります。

旅は電車、キオスクでつまみとビール・・・。

しかしこのコロナ禍で無職になったことも要因で、53歳にして初めて免許が必要だと悟ったんです。とはいえ90パーは直感です。たとえ今無職であろうとも、これまでの人生私の直感に間違いはございません。その直感に従うまま私は教習所の門を叩きました。

まず初めに教習所での顛末を記しておきたいと思います。あと、投稿には必ず最後に締めの一句(季語はたぶん無いです)を添えるフォームで私のnoteライフを始めさせて頂きたいと思います。

53歳教習所日記その1

第一段階技能2回目なのですが・・・
*左に寄るのが怖い

*やさしくスムーズにアクセルを踏めない。

*ブレーキばかりに足を置いて注意される

*3周したらタバコ吸いたくなる

*突如笑いがこみ上げてくる

*ハンドル捌きがぐちゃぐちゃ

*ウインカー出したらライトがついた

*前を走行する車がカーブの度に縁石に乗り上げるのでそいつの顔が無性に見たくなる

*時たま教官の声が聞こえない

*路上とか異次元にしか思えない

*ホワッツゴーイノン!とか歌いたくなる。

助手席歴数十年。運転席から見る景色は全く違いました。運転出来る友人諸君、皆様、私心から尊敬します。

私の父も終ぞ免許を持ってなかったのですが、子供のころよくドライブに連れて行ってくれた親戚のおじさんを思って一句。


「着いたぞと 寝ぼけ眼に ヤニの匂い」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?