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中国ドラマのわたし的名場面:「強吻」

中国ドラマのビデオクリップのタイトルに「強吻」という漢字が入っていてドキッとすることがある。強吻とは、強く激しい接吻のことだろうか?漢字のもつイメージを想像するだけでドキドキする。今まで見た中国ドラマの中でのわたしの強吻ランキングのダントツトップは宁安如梦Story of Kunning Palace)で张凌赫(ジャンリンホー)が演じた謝危(シェアウェイ)による狂気にあふれた接吻。二番手は何以笙簫默(My Sunshine)でウォレス・チョン演じる弁護士イーチェンが暗闇から飛び出て壁ドン&激吻。

宁安如梦(Story of Kunning Palace)

1)雪の洞窟での精神病の発作を起こして乱心中の強吻。(第32話)
雪が降ると凶暴な別人格が出てしまう病がある謝危。通常は清廉な面持ちの美男子だが発作時の狂気をジャンリンホーは口びるの震えで表現する。半開きの染めたようなフューシャ色の肉厚の口唇がぬらぬらと怪しげに震え、「逃げる時間はあったのになぜ逃げなかった?今はもう逃げられないぞ、終わったな」的なことを白鹿(バイルー)演じるヒロイン姜雪宁に言い、次の瞬間洞窟の岩壁ドン。(背中が痛そう)狂っているのでお相手が息継ぎできない勢いの恐怖の接吻。ところで、ジャンリンホーはもともと美男だが、彼の下顎の角度はまれに見る美しさだと思う。宁安如梦を観る機会があれば、恐怖の強吻とともに彼の美しい下顎の骨にも注目してほしい。

张凌赫(ジャンリンホー)の下顎の角度がとても美しい

2)雨の降る夜に恋敵への嫉妬に震えながら結婚を迫る強吻。(第36話)
雨降る夜に外のあずまや昔の恋人に会ってきた姜雪宁に怒り、彼女のことを一番理解するのは自分であり、彼女は自分のもの、と結婚を迫る謝危。この話を書くためにもう一度このシーンを見直してみたら、離人症の発作が出ていない普通の時でも謝危は嫉妬深く執拗で、こんな人に好かれてしまったら逃れようがない。


何以笙簫默(My Sunshine) (第8話)

1)最愛の元彼女モーシェン、(ティファニー・タン)が、失踪のような状況で海外へ行ってしまい、7年会えなかった弁護士イーチェン。帰国したモーシェンに再会したけれども、愛憎からまった積年の恨みから彼女に対して冷酷な態度をとっていたのに、彼女が誰かとお見合いしたと聞いて、居ても立ってもいられず嫉妬にかられ、イーチェンはモーシェンの帰り道を待ち伏せして壁に押さえつけての強吻。
夜道を歩いて家に帰ってきた若い女にとって、こんな怖ろしいことってないだろう。好きな相手だからまだ許せるとしても、好きでない相手だったらストーカー案件だ。でもドラマだからこういう場面が盛り上がる。

全部のビデオではないが、多くのYouTubeのビデオではカーソルを画面下部に移動すると半透明のグラフが見れることがある。沢山の人が見た箇所はグラフに山ができるので盛り上がる場面なのだなという予想が付く。みんなキスシーンが大好きなのだろう、この場面にも急な山グラフができていた。このシーンのバックに流れる歌はイーチェン役のウォレス・チョンが歌っている。結構癖になる歌詞とメロディーだ。中国語初心者の私は、時計のティックタックという部分は中国語で「ディーディーダーダー」なのねーなどと思いながら鑑賞した。ドラマの作中で歌が演奏されている箇所は歌詞も全部字幕に出てきてしまいセリフなのか歌詞なのかわからなくて話の流れが判らなくなることがよくある。

このノートを読んだ中国ドラマ愛好者の方、おすすめの強吻シーンを知っていたらぜひコメント欄で教えてください。






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