見出し画像

息子のお食い初め。蛸と鯛と。

二週間ほど前だが、息子のすけちぃのお食い初めをした。

お食い初めの献立は、焼き鯛、ちらし寿司、蛸、蛤のお吸い物、根菜類の炊き合わせ、梅干し、歯固め石。

一般的な赤飯ではなくちらし寿司なのは、桃の節句が近かったこともあり、三歳の娘のぽんちゅの節句のお祝いも兼ねて。

梅干しは、もちろん自家製!

・・・

お食い初め前日、事前に近くのスーパーで予約していた鯛、蛸、蛤を夫が受け取りに行った。

帰ってきた夫の第一声が「鯛、めっちゃでかい!」

見ると、本当にでかい!

予約も夫に任せていた私。なんと言って頼んだのか聞いてみた。

「予約する時に、魚焼きグリルに入る大きさでって言ったんやけどなー。これじゃ、オーブンにもはいるかどうか」

しかも、めっちゃ高かった、と笑う夫。

「もう少し小振りなのないんですかって聞いたらよかったやん」
「準備してくれてるものにケチはつけん。何も言わずに受け取るのがオレや!」

調理するのは夫だからいいんだけどね(笑)。

娘のぽんちゅのお食い初めの時もこのスーパーで予約したのだが、この時は、蛸の足がびっくりするほどでかかった。

これ。

ぽんちゅ、必死で吸い付いてたよ。

今回、蛸の足の大きさはそれほどでもなかったけれど…、鯛、でかすぎ!

なんだか、毎回間違った気合いを感じて笑えるスーパーだなぁ!

・・・

さて当日。

焼き上がった鯛は…。

でっか!
すけちぃの三分のニくらいはありそうな。


家の一番大きなお皿に乗せても、入りきりません!

思わず大笑い。
男の子だし、これくらい豪快な方がいいよね!

いざ、お食い初めの儀式。

私がすけちぃを抱き、母に食べ物を口まで運んでもらったのだが、そんな姿を娘のぽんちゅが黙ってみているわけもなく…。

「ぽんちゅもやる!」

自分のお箸を持ってきて、食べ物をすけちぃの口にぎゅうぎゅう押し付ける!

口まで運んで食べるマネだけでいいのに。
すけちぃ、めっちゃ嫌そう(笑)。

ちなみに、蛸だけは赤ちゃんに吸わせるのだが、すけちぃは全然吸ってくれなかった。

ぽんちゅはガブガブ吸っていたのにな。

ぽんちゅは母乳と粉ミルクの混合、すけちぃは完全母乳で育っている。

完全母乳の子の方が、離乳食が始まった時に食べが悪いと聞いたことがあるけれど、すけちぃも、もしかして離乳食を嫌がるタイプなのだろうかと少し心配になった。

嫌がってたら、食べるの大好きぽんちゅ姉ちゃんに全部食べられちゃうよ。

まぁ、そんなこんなでお食い初めも終了。

お食事は、家族みんなで美味しくいただきました!

・・・

と、ここまで読みながら、なんでお食い初めに蛸?と思われた方もいると思うのだが、関西圏では蛸を使うことが多い。

私には歳の離れた妹がいて、小さい頃にお食い初めの儀式で蛸を吸わせていたのを見た記憶があるので、それが当たり前だと思っていた。

関西独特の風習だと知ったのは大人になってからだ。

今回、お食い初めの準備をしながら、夫「なんで蛸なん?」と聞かれた。

「食べ物に困らないようにって聞いたことはあるけど…」と答えたものの、なんで蛸が食べ物に困らないに繋がるのかわからなかったので、調べてみた。

『"食べ物(たべもの)に困らない(こまらない)"の、頭の文字「た」と「こ」にちなんで』
なんだか、こじつけっぽい…。

"たこ"の響きが多幸(たこう)に通ずるということで、「幸せがたくさん訪れるように」という願いも込められているよう。

こっちの方が、まだしっくりくる(笑)。

理由はなんであれ、子どもの成長を願う気持ちには変わりない。

すけちぃよ、健やかに大きくなぁれ!



この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?