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teplo水出しカラフェ、その寸法はどのように決まったか

「佇まいの美しさやも重要だけど、直径75mm高さ225mm以内はマストで設計しよう」
teplo cold brew carafeのデザイン、設計、試作を繰り返していく中で、teploのチーム内ではこんな話をしていました。

なぜ直径75mm全長225mm以内なのか?
この記事では、teplo cold brew carafeが目指した寸法の背景をご紹介します。

teploのカラフェを作るときに重視した項目の中の一つが「日常の中でストレスなく使ってもらえるプロダクト」ということです。プロダクトを世の中に出す上では当たり前の観点ですが、私たちは敢えて繰り返しこの命題を考えてカラフェのデザインと設計を進めました。

その中で見えてきた寸法のひとつが、直径75mm。
麦茶等を入れることが多い一般的なピッチャーの直径が約100mm前後ですので、それよりもひと回り小さく設計されています。実はこの75mmは、牛乳パックの1辺と同等の長さです。これよりも小さい寸法の場合、冷蔵庫のサイドポケットの中でグラグラと動いてしまい、冷蔵庫を開け閉めする際にカラフェが安定しません。逆にこれよりも大きくなると、冷蔵庫の小さいサイドポケットに収まりません。
麦茶を入れたピッチャーが、冷蔵庫の中で収まりが良くなく、なんだか少し気持ち悪い。そんな経験をしたことはありませんか?teplo cold brew carafeを手にとっていただく際には、そのような小さなストレスをなくしたい。そんな思いで、teploのカラフェの直径は75mmで設計されています。

次に、高さ225mm以内に収めるという条件です。
高さ225mmは、小型の食洗機に入るギリギリの寸法です。特別な「ハレの日」だけ活躍するかっこいいカラフェではなく、日常の「ケの日」でも毎日使ってほしい。そのために、私たちは、ストレスなく簡単にメンテナンスをすることができる寸法にこだわりました。
全長が長いボトルは食洗機にも入らないしスポンジでも洗えない。この小さなストレスは、我慢したり工夫をすれば解決するかもしれません。
我慢できるストレスを再度見直して、プロダクトのデザインや設計で解決できる方法を探す。このような改善プロセスで決まった高さが225mmです。

美味しいお茶と食事を楽しみながら、teplo cold brew carafeに隠された寸法のウンチクを話してみてはいかがでしょうか?


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