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☆★セラピスト・トレーナー向け★☆動作分析のマガジン

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『硬くなっているところをほぐす。』 『とりあえず筋トレをする。』 スポーツ外傷は繰り返し行われる【代償運動】が原因とされています。 この代償運動が、なぜ行われるのか? どこが…
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#予防

アスリートを120%の状態で競技復帰させるためには段階的な〇〇が必要

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膝関節の痛みと動きの関係性について

日頃の臨床やスポーツ現場での活動において、膝関節の痛みに悩む人へのアプローチをする機会は非常に多いと思います。 中高年の方であれば、変形性膝関節症。 若年層であれば、膝関節周りの靭帯損傷(前十字靭帯や内側側副靱帯、膝蓋靭帯など)や半月板損傷。 さらに若い世代では、オスグッドなどの成長痛と幅広い世代で膝関節の痛みを抱えている人がいると思います。 そういった中で私たちセラピストやトレーナーは、このような方々の悩みをいかに早く解決させることができるか、また、悩まされないよう

捻挫後の動作エラーと機能不全の分析

身近な足関節捻挫各種スポーツ競技において最も多いケガとしてあげられるのが足関節捻挫とされています。 しかし、この捻挫はスポーツ外傷の中でも比較的軽度なものと捉えられがちで、十分な治療やリハビリテーションを行わず競技復帰したために、可動域制限や荷重時痛の残存、再発の繰り返しに悩むケースが少なくないと思います。 足関節捻挫受傷者の約40%は慢性足関節不安定症(CAI)に移行するとされていて、これが再発の原因と大きく関わっているともされています。 また、可動域の制限など足部・

軸足機能とグローインペイン症候群

軸足の不安定とグローインペイン症候群軸足機能の低下は、軸足側、蹴り足側双方の股関節痛(グローインペイン症候群)へ影響があると考えられています。 安定してボールを蹴るためには軸脚の機能は不可欠である。そのため蹴り脚側に発症したとしても軸脚の機能も検証する必要がある。 (引用「サッカー選手の鼠径部周囲の疼痛発症メカニズムの検証」) 軸足の機能不全(不安定性)が、軸足や蹴り足の股関節痛につながるケースの特徴として以下のようなことが考えられるのではないでしょうか。 蹴り足股関節

クロスモーションの制限因子を分析する-胸椎・胸郭・股関節編-

腰痛や股関節痛で悩む選手の特徴 腰痛や股関節痛(グローインペイン症候群)で悩まさせれている選手は、このように訴えるケースが多いと思います。 このような選手は再現痛を評価することが難しい場合が多々あり、痛みの原因を把握することができず治療に難渋してしまうことがあるかと思います。 しかし、このように悩んでいる選手たちにも共通した特徴があると思います。 それは、プレー中の《フォーム》に何かしらの問題を抱えているということです。 特に、サッカーの基本となる《キックモーション

慢性的な股関節の症状に対する動作分析と運動療法

慢性的な股関節の痛みや硬さに悩む人は非常に多く、その症状に対するアプローチに悩むセラピストやトレーナーの方も多いのではないかと思います。 『リハビリやトレーニング後は調子いいんだけど、その状態もすぐも元に戻っちゃう。』 患者さんや選手からこのように言われたりして悩まれたことのあるセラピストやトレーナーの方は多いと思います。 ここで大切なのが、 『なぜ股関節の痛みや硬さが引き起こされてしまったのか。』 を考えることです。 なぜ股関節の痛みや硬さが引き起こされてしまう

アスリートへの腰痛治療=体幹トレーニング?-最適なアプローチを行うための8つの動作分析-

このnoteをオススメしたい人✔︎慢性腰痛に対してどこから評価をすればいいか悩む ✔︎病態と症状にマッチした評価・アプローチができない ✔︎局所の機能(柔軟性・筋力など)は改善したが、全体の動きが変わらず症状が取れない 腰痛で悩む患者さんの約85%は、原因が不明で特異的な身体所見のない非特異的腰痛(機能的腰部障害)であるとされています。 日頃運動をしている各年代のアスリートでもこの腰痛に対して悩みを持っている方が多く、運動器疾患の中でも担当するケースが非常に多いと思います

ACL損傷と姿勢制御の評価-Knee-in/Toe-outを引き起こす動きの分析と運動療法-

ACL損傷術後の特徴の一つとしてあげられるのは、《再受傷率の高さ》です。 特に若い年代において再受傷率は20-40%とされており、術後2年以内の再受傷率が高いとされています。 長期のリハビリから復帰したのにも関わらず再受傷しては元も子もありません。 以前、私のtwitterの方でもACL損傷に繋がりやすい姿勢や復帰に向けたパフォーマンステストにおける質的評価の着眼点について発信させていただきました。 ここでも触れているように回数などの量的な評価だけで、動作中の姿勢制御

腰椎分離症に対する動作分析-再発予防につなげる8個の分析-

本noteをオススメしたい方✔︎腰椎分離症の再発を抑えるためのリハビリを提供したい方 ✔︎患部の状態に応じて適切な運動療法を提供したい方 ✔︎長期間のリハビリで患者さんが途中でドロップアウトしないようなリハビリを提供したい方 今回は、ジュニアアスリートの怪我の中でも多い腰椎分離症のリハビリについてお話ししていきたいと思います。 いきなりですが、分離症の選手を担当したことのある方でこんな経験をされたことありませんか? ・復帰して数ヶ月後に分離症を再発 ・ドローインやプラン

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オスグッドの動作分析からトレーニング

大腿四頭筋のストレッチだけでは改善しないオスグッド臨床やスポーツ現場では、オスグッド・シュラッター病などが代表としてあげられるような膝関節前面部痛に対する治療やトレーニング指導など関わることが多いと思います。 ただ、この痛みに対して【大腿四頭筋のストレッチ指導】に終始していませんか?? このような場合、 『大腿四頭筋のストレッチが急性期の痛みで実施できない』 『ストレッチ指導しているけど圧痛など局所の病態が改善しない』 『OKCでの動きは良くなったがCKCの動きに改善が