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☆★セラピスト・トレーナー向け★☆動作分析のマガジン

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『硬くなっているところをほぐす。』 『とりあえず筋トレをする。』 スポーツ外傷は繰り返し行われる【代償運動】が原因とされています。 この代償運動が、なぜ行われるのか? どこが…
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記事一覧

軸足機能に着目してキック動作時の股関節痛を予防する

これまでにサッカー選手に多い股関節痛に対するリハビリについては多くの記事をリリースさせていただきました。サッカー選手にとって股関節痛は切ってもきれない関係で多くの選手が悩まされる怪我でもあります。 そこから復帰を目指す選手のサポートをするセラピスト・トレーナーの皆さんもまた頭を悩ませることが多いのではないでしょうか? 特に育成年代の選手たちが怪我するきっかけとして、キック力(飛距離)やシュート力(パワー)の向上を目的に繰り返しのキック練習が挙げられます。何事においても繰り返

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繰り返すねんざに終止符を!足関節内反捻挫に対する理学療法❷-底屈安定性の獲得-

前回は足関節捻挫後の治療で初期に求められる背屈可動性の獲得についてまとめていきました。 足関節捻挫後のリハビリにおいて重要なのが、背屈可動性を獲得してからの底屈機能になります。 足関節底屈は、歩行・走動作において足部剛性を高める上で重要な機能となります。 歩行中の立脚期において、足部剛性を高めることで衝撃吸収および推進力獲得し、効率よく歩くことができます。 走行となると短時間に爆発的な力の発揮が要求され、足部剛性がより高い状態にする必要があるため、底屈位での安定性が重

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繰り返すねんざに終止符を!足関節内反捻挫に対する理学療法-❶背屈可動性の獲得-

スポーツ選手における足関節捻挫の発生率はどの怪我よりも多く、再発率も高いのはセラピストの方以外でも周知の通りかと思います。 この怪我の面倒なところは、再発率の高さだけでなく可動域制限や筋力低下、固有感覚受容器の機能低下によるバランス能力低下など多岐にわたる後遺症があるところです。 このような後遺症は、パフォーマンスの低下だけでなく足関節以外の部位の痛みや機能低下につながる原因になることもしばし。とくに多いのが、足関節背屈制限や底屈筋群の機能不全が残ってしまったまま競技復帰

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競技復帰に導くACL損傷の術後リハ-ジョギング開始まで-

ACL再建術から競技復帰までは、Dr.が定めたリハビリプロトコールに沿ってリハビリを進めていくのが基本となります。 しかし、機能改善が追いつかず、プロトコールに遅れをとったり、再損傷につながるケースも少なからず経験することもあるかと思います。 このような状態に陥らないようにするためにも、術後リハ早期から逆算して競技復帰までのリハビリのスケジュールを構築していく必要があります。 ACL再建術後のリハビリテーションプロトコールACL再建術後のリハビリプロトコールは、施設によ

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変形性膝関節症の進行予防に向けた運動療法

運動器疾患のリハビリを担当するセラピストの方々は、変形性膝関節症(膝OA)に対応することが多いと思います。 膝OAの進行要因は、加齢・肥満・遺伝的因子・力学的負荷(メカニカルストレス)などさまざまな因子があると考えられています。 臨床では、肥満度がそれほど高くなくとも膝OAと診断され、痛みに悩まされる人に多く出会います。 その多くは、既往歴などから他の関節の機能不全に陥り、膝へのメカニカルストレスが集中しています。 セラピストが介入する上で重要なことは、メカニカルスト

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動的安定性を引き出すための足部機能改善トレーニング

腰部や股関節周囲などの運動器疾患を担当するといわゆるデュシェンヌ徴候やトレンデレンブルグ徴候などの動的不安定性を生じるケースを担当することが多いかと思います。 このような動的不安定性は、動作時に隣接する関節へ過度な負荷を与えて痛みの原因になるため、動的安定性に対する評価から介入が重要となります。 学校などでは、股関節外転筋に対して介入していくことで改善が図れると勉強したかと思います。しかし、実際の臨床では、このような介入だけでは改善度に限界を感じることを多く経験します。

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股関節機能を高める骨盤機能評価・介入方法

2021年も早いもので残すところあと1ヶ月となりました。この臨床+に参加して1年が経とうとしていますが、さまざまな疾患に対する考え方や介入方法について私なりにまとめさせていただきました。 さて臨床+では、12月は各関節のこれだけは欠かせない機能に対する評価や機能改善のための介入方法をテーマにこの1年を締めくくりたいと思います! この記事では、股関節機能をテーマにまとめていきます。 これまで臨床+では、多様な股関節疾患に対する評価法や介入方法についてご紹介していきました。

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股関節への介入を姿勢制御から考える

股関節の不調を訴える方の多くにみられるのが、トレンデレンブルグ徴候やデュシェンヌ徴候などの特徴的な動的不安定性だと思います。これらは中殿筋など股関節外転筋群の機能不全が原因であるということをみなさんご存知だと思います。 もちろん、股関節局所の機能(求心位の逸脱や可動域制限、筋出力低下など)も原因で動的不安定性を誘発していることもあるので、局所機能の評価および介入は適切に行う必要があります。 しかし、実際の臨床において中殿筋など股関節外転筋群への介入(筋力トレーニングなど)

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テニス肘改善のための手関節トレーニング

慢性化しやすいテニス肘以前の記事では、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)への理学療法介入についてお話ししました。 テニス肘は、短橈側手根伸筋を中心とした前腕伸筋群の付着部で起こる炎症であることが多く、日常生活での軽い負荷での作業の繰り返しやテニスなどラケットスポーツが原因で発症すると考えられています。 (さらに詳しい病態などはこちらからご覧いただけたらと思います。) 軽微な負荷でも繰り返すことで発症しやすいため、再発を繰り返したり、症状が慢性化し日常生活に支障をきたすことが多

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難渋しやすい上腕骨外側上顆炎の早期改善を目指す

肘関節の外側部の痛みは上腕骨外側上顆炎やテニス肘とよばれ、日常生活やテニスなどのスポーツ活動の際など幅広い場面で出現しやすく、多くの人が悩まされるケガのひとつです。 テニス肘と言われていますが、実際のところ上腕骨外側上顆炎患者(554例)の原因を調査した研究では、約10%強の人がテニスが原因とされ、それ以上の約38%の人は重量物の運搬が原因ではないかと報告されています。 (引用:「上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン2019」) これほど日常生活内での軽い運動負荷でも痛みが

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不良姿勢改善のための運動療法

スマートフォンやパソコンの普及による生活習慣によって現代人の多くは頭部前方変位など姿勢が崩れているとされています。 現に自分もこのnoteを書いている際の姿勢はかなり崩れています。笑 このような不良姿勢は肩関節痛の原因の1つにあげられることはみなさんご存知の通りだと思います。 肩甲上腕関節の機能が改善されても不良姿勢によって可動域に制限があるケースも臨床上経験されることがありますよね。 脊柱の後弯は、肩甲胸郭関節のアライメントなどの機能不全を引き起こし、挙上動作や結帯

肩関節周囲炎の夜間時痛に対する理学療法

いわゆる「四十肩」「五十肩」などの肩の痛みに悩む人は非常に多く、外来リハビリを担当するセラピストは多くのケースを担当しているのではないでしょうか? この四十肩、五十肩は肩関節周囲炎とも呼ばれ、海外における「Frozen shoulder(凍結肩)」と同義語とされています。 この肩関節周囲炎は、発症から寛解まで長期間を有し、激しい痛みと長期間にわたる可動域制限(拘縮)などの症状が特徴的で、患者さんだけでなく、我々セラピストも介入に頭を抱えることも多いかと思います。 長期間

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足部・足関節機能からみたオスグッドへのアプローチ-重心移動に着目した介入-

ストレッチだけでは不十分なオスグッドへの対応中学生など育成年代に関わるセラピストやトレーナーの方はオスグッドに対応することが非常に多いと思います。 大腿四頭筋のストレッチだけでは、オスグッドによる膝関節痛に対するアプローチが不十分であることは周知の事実だと思います。 このオスグッドは、動作中の重心が後方偏位することで大腿四頭筋への過負荷がかかり、発症すると考えられています。 そのためオスグッドへのアプローチでは、重心位置を修正する(前方へ重心を移動させる)ことがポイント

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腰痛に対する股関節トレーニング

今月の臨床+では、各週にわたりさまざまな腰部疾患について病態から実際の介入方法について解説していきました。 まだ、ご覧いただいていない方はぜひこちらからご覧ください。 局所の病態や機能不全によって腰背部の痛みにつながることも多々ありますが、実際の臨床では股関節や胸椎・胸郭の機能不全が原因であることも多く経験します。 Joint by Joint TheoryJoint by Joint Theoryとは、理学療法士のGray CockやストレングスコーチのMike Bo

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