見出し画像

【最近よく聞く言葉】数値化されるときは迫ってきている 信用スコア

この記事の作成担当:

画像1

こんにちは!今回もご覧いただきありがとうございます!
ついに我が家ではこたつを出し、ぬくぬくと記事を書いております。今年はウイルスの影響もあってか、時間が経つのがあっという間だった気がしますね。
きっとみなさんも自粛中はクレジットカードを使いまくり、オンラインで買い物をたくさんしたことでしょう。それにちなみ、今回は「信用スコア」について書いていこうと思います!

画像2

1.信用スコアとは

信用スコアは文字通り、個人の信用力を数字化にしたものAIに算出されます。個人の学歴、勤務先、年収、住居は持ち家か、家族構成などなどが該当します。
日本ではまだまだ馴染みはありませんが、海外の一部では既に利用されています。後ほど事例として紹介させていただきます。
信用スコアスコアの仕組みの流れは

1.該当要素よりスコアを算出

2.信用スコアサービスの企業が提携企業にスコアを提供

3.提携企業がスコアを目安にサービスを展開

という流れになります。

画像3

2.メリット・デメリット

企業・サービス側からのメリットはもちろん、ユーザーの性質がわかり信用できるか否かがわかるということが挙げられます。なので、ユーザー側からのメリット・デメリットを記載していきます。

メリット
■自身のスコアの把握
従来では自身の情報は数値という形で表されてはいなかったため、審査結果等に納得がいかなかったこともあるかもしれません。数値化することにより、結果に対し納得感を得ることができると考えられます。
■特典が受け取れる
各サービス次第ですが、信用スコアの数値によっては様々な特典を受け取れることがあります。LINE社ではポイントの還元率が上がったりといった特典が受けられます。

デメリット
■できないことが出てくる可能性がある
中国では信用スコアが基準に達してない場合、航空チケットが買えない、マッチングアプリに登録できないといった制限を受けてしまいます。企業・サービス側としてはお金の回収が難しい方、サービスに向いていない方をはじけるため、理にはかなっています。しかし、ユーザーからしたら生活に大きな変化が起こってしまう可能性もありますね。
■格差がうまれる
信用スコアによって、金融機関や娯楽、インフラでも制限ができてしまうと、富裕層は色々なサービスを受けることができ、貧困層はさらにできないことが増えてしまうといった貧富の差がさらに広がってしまう懸念があります。

3.事例


■AIスコア
AIスコアはソフトバンクとみずほ銀行の共同出資会社であるJ.Scoreが運営するサービスです。2017年よりサービスが提供されて日本初のスコアリングサービスになります。

日本国内に住んでいる20歳以上が利用でき、「みずほ銀行」「ソフトバンクまたはワイモバイル」「Yahoo! JAPAN」と連携して、その取引状況から信用スコアが算出されます。
その他にも、家族構成等の基本的な情報の登録も可能ですが、特徴的なものとして運動習慣などの健康にいいものなどもスコアに反映されます。うちの会社に近いものを感じます。スコアが高いほど「AIスコア・リワード」と呼ばれる特典を受けられます。

■LINE Score
2019年よりLINEが提供しているスコアリングサービスです。

個人情報に加え「LINE Pay」や「LINE Pocket Money」などLINE が提供する金融サービス、さらには「LINE」や「LINEニュース」などを連携して得られた情報からスコアが算出されます。得点として、スコアが高くなると「LINE Pay」でのポイント還元率が高くなったり、「LINE Pocket Money」でより有利な条件でお金が借りれます。

■Rerep
2020年2月よりDeNAが提供しているスコアリングサービスです。

個人情報や、提携金融機関での取引情報、さらに、サービス内で日々提示されるミッションのクリア状況でスコアが変わっていくというのが大きな特徴です。スコアは「もみじ銀行」「北九州銀行」「山口銀行」などの提携金融機関での与信情報として活用されるそうです。

4.さいごに

今回は信用スコアについて書かせていただきました。中国やアメリカではすでに浸透している信用スコアは日本でも広がっていくのでしょうか。サービス自体は増えていっていますね。調べていて日本でも意外とあるのだなと感じました。
あの作るのが簡単と言われる楽天カードの審査に落ちた私の友人には生きづらい世の中になっていくのでしょう。「PSYCHO-PASS サイコパス」というアニメでは犯罪係数というものが描かれています。犯罪係数の解説は以下になります。

シビュラシステムによって数値化されたパラメータの1つで、犯罪者になる危険性を表した数値。上昇した犯罪係数は、セラピーによって下げることのできる数値に限界があるとされており、数値が一定の基準を超えて回復しない者は、犯罪を犯す以前に「潜在犯」と呼ばれる犯罪者として扱われ、社会から実質的に排除・隔離される。

こんな世の中もいつかはくるのでしょうか…こわいこわい。
本日もご拝見いただきありがとうございました!!

画像4


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?