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中国のバーチャル自習室アプリ「CoStudy-线上自习室」がおもしろかった件

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この記事の作成担当:
株式会社テンタス ディレクター/PR 銭 韻雯(セン インブン)

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皆さん、こんにちは。こんばんは。

前回のWechatミニプログラム事情の続きに、最近おもしろかった中国のバーチャル自習室アプリ「CoStudy-线上自习室」について紹介させていただきます。

前回の記事はこちらへ

「CoStudy-线上自习室」の使い方

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使い方はすごくシンプルです。キャンパスのような画面が出てきます。画面の左側はショップ、文化センター、掲示板です。真ん中は総合ビル、専属教室ビルです。右側は、それぞれ小中学校、高校、大学、社会人専用ビルです。

そしてここから好きなビル、教室、席を選んで自習が始まります。

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実際に使ってみたら、どのビルにも入ることができます。制限はありません。ただ、自分の職業に近いビル、教室に行けば、目標が近い人に出会えることができます。この画像にある赤は女の子、青は男の子、本は席を外している人です。

このバーチャルクラスルームの席は実際に座れるのもとてもおもしろいです。

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また、右下の吹き出しを押せばトークルームに入ることができます。授業の間の休憩時間みたいなもので、とてもリアルですね。

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それから、左上の「小纸条」機能もよりリアル感をもたらします。「小纸条」というのは「ちっちゃい紙」、授業中に先生の目を盗んで愚痴などを書いた紙を友達に回したことがありますか?それです!

「CoStudy-线上自习室」の仕組み

この自習アプリのルールは、1回の自習には最長18時間となります。そして「自習チケット」というアイテムが1枚消費されます。また、「集中時間」と「休憩時間」を決めることができます。

自習中に自ら教室を出たら、「自習チケット」1枚消費されます。また、「ディープ集中時間モード」中にアプリから15秒離れた場合、休憩・遅刻1分以上の場合などは教室から出されて、「自習チケット」1枚消費されます。

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「無料自習チケット」はアプリの様々な任務を達成すれば取得することができます。ショップもあるので、その中から購買することができます。他にもたくさんアイテムがあるようです。

2020年10月1日の時点では、「自習チケット」は1枚およそ0.7元、10.88円ぐらいです。一定期間に無制限に勉強できるチケット「どこどもドアチケット」は1枚およそ5元から24.8元、77.71円から385.46円です。

決して高くはないのだが、小額でも課金させて購買しているので、それを無駄しないように頑張らせる仕組みで、自習を頑張るインセンティブになると思います。

「CoStudy-线上自习室」の魅力

いくつかのビル、教室を回ってランダムで見てきました。

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小学生はいないだろうと思いきや、河南省にいるこの子に出会いました。この子の自習日数は8日で、自習時間は合計12時53分で、目標は学級順位一位になることです。

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やばい自習時間の子にも出会いました。この大学生の自習日数は60日で、自習時間は合計629時11分で、目標は大学院に合格することです。平均1日10時間も勉強しているのですかね?!

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こちらのフリーランスの方の自習日数は16日で、自習時間は合計57時10分で、目標は教師資格です。

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こちらのフリーランスの方の自習日数は16日で、自習時間は合計57時10分で、目標は教師資格です。

このようにたくさんの方々が自分の目標に向かって頑張っています。また、知らない人でもフォロー、応援することができます。同じ目標の人、よく自習する人をフォロすれば、無言のままでもお互い一緒に頑張る感じですかね。

勉強はもちろん、仕事の作業、運動など一人で続けるのは心細いと思ったことはありませんか?このアプリをいじっていたら、学生時代によく友達と受験勉強していたのを思い出しました。

特に今のコロナで登校できない学生や目標に向かって孤独に頑張る人々にとっては心強くしてくれる味方だと思います。

中国のApple Storeではこの自習アプリのコメント数は7000以上で、点数は4.8点です。まだ新しいサービスのようなので、これからの成長は楽しみです!

このサービスみて、「Remo」というバーチャル会議ツールを思い出しました。

バーチャルバー、バーチャルビアガーデンも期待しています!笑

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