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和風一年生
2023年12月15日 17:57
十二月の歌舞伎座は三部構成。一部に初音ミクがあるせいか、それとも、正統派コーデの着物好きさんは三部の玉三郎に集まってしまうのか、二部の『爪王』『俵星玄蕃(たわぼしげんば)』はカジュアル着物の方が目について、地下のお土産売り場で、熱心に根付を選んでいらした。着物ウォッチング、以上。今月は幕見席で勘九郎・七之助兄弟の『爪王』を観劇。動物文学の作家・戸川幸夫の原作を平岩弓枝が脚色した舞踊劇で、鷹の吹
2023年12月1日 18:12
夜の部の終演は、9時近く。一幕目の『松浦の太鼓』の小道具に羽織りが出てくるから、というわけではないけれど、館内には羽織り姿が多く、よく見ると薄手のコートだったりして、歌舞伎座に入るには帯つき厳禁というムード。あの、灰色がかったピンク地の縮緬の、肩にだけ手のひら大の葵の葉を散らした羽織りは、着物を直したものかしらと、気になる。『鎌倉三代記』さてさて、今回はテレビで見たことのある演目が多かった