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【任天堂ゲーム雑誌】電撃Nintendoはまだ存在していた!Nintendo DREAMと比較!


まだ生きていた電撃Nintendo

過去に『電撃PlayStation』というプレイステーション専門の雑誌が存在していました。最近だと『ブルーリフレクション』のコラムが連載されていたり、子供の頃は欲しくても買えないゲームが当たらないかドキドキしながら読者アンケートに答えたりとお世話になりました。

そんな『電撃PlayStation』も2020年3月28日のVol.686にて1994年から25年続く定期刊行を終了してしまいました。雑誌はどこも厳しそうですね…。

そんな電撃系のゲーム雑誌には任天堂系の雑誌もありました。任天堂ハードはプレイステーションと異なり名前が毎回変わるので、それに合わせて雑誌名も変わって行きました(例:電撃NINTENDO64→電撃GBアドバンス)。現在は『電撃Nintendo』という名称になっています。

私は基本『週刊ファミ通』読者だったので、気になるインタビューやコラムがある時だけ購入していましたし、上述の『電撃PlayStation』の定期刊行終了時には書店で見かけることもかなり少なくなりました。

さらに『dマガジン』や『楽天マガジン』といった雑誌読み放題サービスの対象にもなっていなかったので、『電撃PlayStation』のように『電撃Nintendo』も定期刊行終了してしまっていたのかと思っていました。

ところが、最近は雑誌熱が上がって来ていまして、ゲーム雑誌は『週刊ファミ通』『Nintendo DREAM』『Vジャンプ』等以外ないのかと調べていたところ、『電撃Nintendo』の生存を知り、懐かしくなって購入してみました。

同じく任天堂専門誌の『Nintendo DREAM』も買ってきたので、比較しながら読んでみようと思います。見た目はほぼ同じ!

パッと見は同じ雑誌に見える二つ
裏表紙はどちらも全く同じルイージマンションの広告

電撃Nintendo感想

隔月(偶数月)誌

『Nintendo DREAM』の表紙に「ただひとつの任天堂専門月刊誌」と書かれていたので「『電撃Nintendo』も任天堂専門月刊誌では?」と思いましたが、2017年6月号を最後に偶数月の発売となったようです。

電撃Nintendoは偶数月発売。残念ながら7月は空いて次号は8月21日です! そこで次号の付録をチラ見せ。30センチ×30センチの大サイズ、いろんな液晶画面を拭くのにベンリな「イカす! でかクリーナークロス」です! お待ちあれ!#Splatoon2

電撃Nintendo@dengekinintendo 午前11:39 · 2017年7月21日

電子版が存在しない

なんと電子版が2016年5月号で終了してしまっていました。そりゃ雑誌読み放題サービスに存在しないわけですよね。

【お知らせ】「電撃Nintendo電子版」最新号の配信は2016年5月号を持って終了いたしました。2016年5月号までの電子版は引き続き「BOOK☆WALKER」にて配信しております。

電撃Nintendo@dengekinintendo 午後3:56 · 2016年4月18日

2016年5月号までの電子版は今もKindleBOOK☆WALKERで購入できます。逆に『Nintendo DREAM』や『週刊ファミ通』だと昔は電子版が存在しないので面白いですね。

値段とボリューム

各誌のページ数と値段は以下の通りです。

  • Nintendo DREAM:約100ページ、1,210円(1ページ12円)

  • 電撃Nintendo:約60ページ、880円(1ページ14円)

  • 週刊ファミ通:約150ページ、650円(1ページ4円)

『週刊ファミ通』は任天堂専門誌ではなく、週刊で広告多めとはいえ流石のコスパですね。

『電撃Nintendo』は『Nintendo DREAM』とあまり差がないですが、ページ数の少なさは手に取った時に寂しさを感じます。一昔前なら店舗のゲームコーナーで無料配布でこんなの置いてなかったっけ?という薄さです。

付録はほぼポスター

『Nintendo DREAM』の付録はCDだったりカレンダーだったりポスターだったりと多種多様ですが、『電撃Nintendo』は毎号ほぼポスターのようです。

コラムや読者投稿、読者アンケートはなし

ページ数は倍近く違いますが、『Nintendo DREAM』の半分近くはコラムや読者投稿、読者アンケート等が占めています。純粋なゲーム情報の量は二つともそんなに差はないように感じます。

まあ同じ任天堂専門誌とはいえ、月刊の『Nintendo DREAM』が隔月の『電撃Nintendo』に情報量で勝っていてはおかしいですからね。比較すると毎週約150ページも作っている『週刊ファミ通』の凄さも感じます。

正直、『電撃Nintendo』にはゲーム販売スケジュールくらいは付けてほしかったです。『週刊ファミ通』や『Nintendo DREAM』にはあります。あれ結構便利なんですよね。

開発者インタビューあり

純粋なゲーム情報のみかと思いましたが、1つは開発者インタビューがあるようです。購入者にはこれが目当てな人も多そうです。

振り仮名なし、発売日表記なし

記事自体というよりは記事の中身の話ですが、振り仮名や発売済みのゲームの発売日が記載されていません。

任天堂作品が子供向けとは言いませんが、他ハードよりは幅広い年齢向けだとは思います。振り仮名がないのは厳しいでしょう。ゲームには専門用語も多いですしね。例えば、2024年8月号で取り上げられている『神箱』の読みが初見で当てられる人はどれくらいでしょう。

発売済みのゲームの発売日を書かずに「発売中」と表記する利点はどれくらいあるのでしょう?コラムや企画がないから基本未発売の作品しか扱わないためかもしれませんが、発売日くらいは記載して欲しいですよね。

定期購読が存在しない?

定期刊行の雑誌といえば、忘れずに届き、お得に買える場合もある定期購読ですよね。『Nintendo DREAM』は定期購読すると年間11,000円、一冊あたり約917円になります。

しかし、『電撃Nintendo』には定期購読の案内が見当たりません。公式サイトSNSでも見かけないので存在しないのかもしれません。隔月誌で定期購読がないのは買い忘れそうです。

どんな人に向いているのか

情報の鮮度を気にせず、単純に任天堂ゲーム情報を知りたいだけであれば『Nintendo DREAM』よりも圧倒的に安く手に入ってお得だと思います。

定期購読でも一冊37円差で、かつ隔月誌なので年間料金は半分以下です。雑誌読み放題サービスでも、隔月誌なので2か月分とすれば『電撃Nintendo』だけ買う方が安いです。

しかし、鮮度を気にしないのであれば電子版で良いのでは?とも思いますけどね。電子版を出すのも簡単ではなさそうな話は、それこそ『Nintendo DREAM』のデス仙人のコラムに書かれていましたね。

当然ポスターといった付録が目当てな人向けでもあります。『電撃Nintendo』『Nintendo DREAM』両誌で同じ作品のポスターが付録になった時もあったようです。デザインは違うのでファンにはたまりませんね。

ゲーム雑誌よ、永遠に

読んでみて、読者投稿なし、コラムなし、定期購読なしと読者が定着する要素がなさそうで不安でした。人の温かみがないというか。『電撃Nintendo』ならではの特徴が価格くらいに感じます。

ゲーム雑誌というジャンルが好きなので末永く続いてほしいです。

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