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一気に落ちた店の信用度

必死に叫び声を上げていたシルビア。
その声に釣られて行った僕は改めてシルビアの様子を見た。

シルビアから安堵と緊張の入り混じった感覚が伝わる。

ホイールは、フロントに不自然なくらい細くて小さい15インチの「RAYZのTE 37」。
リアには17インチの「WORKメッシュ」が装着されていた。

(なぜ前後で違うホイールが…?)

そう感じる方もいるだろうが、この手の車にはよくあることだ。

外観は少しくたびれているが、状態は綺麗な方だと思う。
前から見れば…。

そう問題はリアにあった。
なんとリアバンパー付近が錆びていたのだ。
拳ぐらいの大きさのサビはその後塗装の下に入り込んでいる事がわかった。

店員にこの子の修理歴を聞いた所リア周りに修復歴がある事が分かった。
修理はこの店の委託先でやったらしい。

(いや、修理雑すぎるだろ!)

そう思ったが、そんなことを言ってもしょうがない。
修理してこの様子ということは実は他にも修復歴があるんだろうな…。
そう察せることは容易だった。

内装は比較的綺麗だった。
ただ、よく見ると追加メーターを取り付けた跡や、自分で塗装したのだろう。
何故かセンターパネルが紫に塗装されていた。

エンジンは快調そのものだった。
ただ、ターボエンジンではなくNAエンジンだった。

車に興味がある人はわかると思うが、NAエンジンはターボと言う過給器のないエンジンのことを言う。

つまりスポーツカーでターボのないエンジンは遅い車だとゆうのが定説だ。

まあ僕自身はそんなことは気にしないのだが、気にする人はコンプレックスになるくらい気にする。

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