「007 スペクター」

視聴環境：Amazon prime video

【内容】
殺しのライセンスを持つイギリスのスパイ007が、悪の組織を指揮するスペクターと対決する。
ダニエル・グレイグ版ジェームズ・ボンド4作目。

【感想】
冒頭、メキシコの都市で行われる祭りの中での007による暗殺…
からの、銃撃戦…
からの、建物の倒壊…
からの、祭りの雑踏の中での007による追跡…
からの、人混みの上空でのペリコプター内での007と犯人との落とし合いバトル…
この間、十数分。
その他、映像映えするお金をかけたシーンのつるへ打ちでした。
公開当時の評判は芳しくなかったので、期待せずに観たのですが、Amazonで暇な時に観るには充分すぎるエンタメ映画でした。
まあ、しかしアクションシーンと、出てくる美女とのラブシーンと、これでもかってくらいマッチョな内容ではありますが…
今の時代、これは特に女性が観るエンタメ映画としては受け付けないものがあるのだろうなあ…

この映画自体はシリーズの前作の『スカイフォール』で高評価だったのを受けての作品ということで、かなり力を入れて作っていたのだなあと…
前作のアーティスティックでスタイリッシュ、良くできた脚本…
なかなか不利な状況での公開だっだんだろうなあと感じた作品でした。

007がこの種のジャンル映画として、人間を描けているのかというと実はなにも描けていないのではないかとも思いつつも…
ダニエル・グレイグの役者としての説得力と、撮影の説得力によって、何か意味のあることをしている感が出ていてのだろうなあと感じました。
改めて、主演の役者の作品との相性や説得力の重要さを感じたりしました。
ただ、スペクターのキャラが弱いかなと感じたりしました。
スペクター自体を、ジェームズ・ボンドと中途半端に親しい関係性にしたせいもあるのかなあと感じたりしました。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/352378/